資金調達を考える。(2013年11月版)

50kWで土地代まで含めると2,000万円ほどする太陽光発電システム。手持ちのキャッシュで買えるリッチな方、一括償却のためにガンガンいくよ!という方も少しはいらっしゃるようですが、大半の方は借り入れなど、何らかの資金調達方法を考える必要があるのではないでしょうか。

  • 手持ちの資金 → ある人がうらやましいです。でも、あまり無理をなさらず。住宅ローンほどではありませんが、太陽光発電事業目的であれば比較的低金利で借りられることも。金利は収入に対する経費と認められますから、実質的な金利はさらに低金利になることも。無理をして手持ちの現金で現金払いをして、後で金利の高い無担保ローンに手を出すよりも、今一度、しばらく先の資金繰りを考えて、多少は借入も、というのも考えてもと思います。
  • 家族・親戚・友人に借りる → できればいいですね。ただし返せなかったらえらいことに。でも借用書は作って、利子はきちんとお支払いください。利子だけならまだしも全体が贈与とみなされてしまうととんでもない贈与税が。たぶん3年後にくらいに、太陽光発電事業者は国税庁さんの重点調査業種として目をつけられますよ。
  • 銀行で借りる → 太陽光発電による売電事業自体が新しいスキームなので、保守的な銀行の多くはなかなか貸してくれないみたいです。ただし、中には積極的なところもあるそうです。もっとも積極的と言われているところでも支店?担当者?ごとにかなり対応がちがうとか。
  • 日本政策金融公庫で借りる → もちろんある程度の信用がないと借りられませんが、太陽光発電はよくわからないから貸さないというお考えではなく、最近は太陽光発電事業への融資が増えていて話はスムーズに進むようです。一般的な銀行よりは敷居は低いと言えるでしょう。ただ、よくも悪くもお役所ですので、そこはある程度は覚悟の上で。
  • 信販会社等の提携ローンがついているもの買う → 信販会社も過去にも最近にもいろいろとあったので信用できるとは断言もできませんが、銀行などのローンを借りるよりもスムーズに購入できるでしょう。太陽光発電システムへの融資に積極的な信販会社もいくつかあると聞きます。なお、信販会社は販売側(売主側)との提携関係にあるものです。「買う店を決めてから信販会社を探す」ものではなく、「信販会社がついているものを選ぶ」というものですので、そこはお間違いのないように。(例外もありますが。) 「信販会社がついているものを選ぶ」ということはすなわち、商品選択の幅は狭くなることを意味しますが、逆に信販会社等の提携ローンは、銀行よりも好条件で借りられることもあります。「信販会社がついていて」だけではなく、「納得できる商品か」をより慎重に検討したいものです。
  • 手持ちの財産から捻出する → 「アベノミクスで値段が上がった株を売る(おめでとうございます!)」「塩漬けになっている株をこの際だから処分するなどの方法(スッキリしますよ!)」、短期間の借り入れであれば「契約している生命保険の契約者貸付金を使う(金利はやや高いですが手続きはスムーズで後腐れのなくていいです!)」なども考えられます。

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