で、結局のところ、約50kW太陽光発電と合同会社とかで法人化ってどうなのさ。

当ブロクをご覧になっている方の中で、約50kWの太陽光発電をするのに合同会社などの設立をして法人化するべきか否か、目的の方が少なくないようです。ということで、今回はこの点を。

まず法人化のメリット・デメリットを簡単に。低圧連系の太陽光発電事業、という目的で、私が実感した順に書きます。

【メリット】

  • 腐っても(まだ腐ってないですが)社長・代表社員。若くても小さい会社でもとにかく社長・代表社員であることには変わりありません。
  • 法人としての借り入れができる(はず)・代表者の連帯保証がもちろん必要ですが。
  • 旅費規程を適切に作ればそれに従って支払われる日当等は事業収入に対する経費にできる。
  • 個人(家計)との明確な分離ができる。(手間でもありますが。)
  • 自分がぽっくりいっても、土地等の所有者の名義は個人ではなく法人なのでその部分については名義変更をする必要はない。
  • どこかに電話するときに会社名が前についていると「仕事をしているな」という感じがする。
  • 太陽光発電事業をする会社として定款の目的にも記載をしっかりするなどしておけば、「売電収入は事業所得ではなく雑所得でしょ」など税務署に言われる可能性は低くなる(はず)

【デメリット】

  • 法人設立の費用と手間がかかる(個人事業主なら開業届を出すだけで完結です)。
  • 法人としての税務申告などなどの手続きが増える。
  • 社会保険関係の手続きも面倒。
  • 赤字でも毎年最低7万円の税金を取られ・・・、いえ、納税する必要がある。
  • 銀行口座の開設手続きが個人ほど簡単ではない。
  • 税務調査の対象になる確率が個人よりも高いとか(という話もあり)。
  • 登記簿は公開情報(だれでもお金を払えば全部事項証明書をとれる)。本店所在地や役員の住所が載っている。

デメリットのうち、太陽光発電事業であれば、20年間の収入の予測が立ちますから、「赤字」については大きな問題にはならなさそうです。あとは手間と、手間を外注で解決するならその費用がデメリットと言えます。税務調査は・・・しっかり正しく税金を払えば、恐れることはあまりありません。本店所在地や役員住所が公開されるところはちょっと微妙です。

個人としてのすでにおありの収入の種類(給与収入や事業収入)や、その額など、様々な条件で、法人化するかどうかは微妙なところで、簡単に「した方がいい!」と言えるものではありませんが、迷われたらまず、法人化するために、またした後にどのくらいの手間と費用がかかるのかをご自身の手で調べられてみる、現に法人を設立された人にいろいろと実体験を聞かれてみるというのはいかがでしょうか。

なお、その検討のためには、どの程度の規模で太陽光発電事業をするのかも関係してきます。購入価格÷年間の売電収入、という単純な計算ではなく、想定される経費の支出も含めて毎年の収入・所得を推計した上で、自己満足的な部分も自分なりに評価しながら、手間をかけても法人にしたほうがいいのかをご検討ください。

なお、個人的な意見ですが50kW1基程度であれば、手間を考えると法人化のメリットは大きくないと思います。ただ、その手間を楽しめる人の場合には当然、判断は変わってきます。また、将来は拡大を・・・ということであれば、とりあえず作ってみる、というのも方法ではあります。

 

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