TIGO Energyの導入を検討する (4)


TIGO Energyの導入を検討する (3)の続きです。

独立型太陽光発電システムにより、TIGO Energyに給電をしてみるための必要な機材の例です。

まず、すべて直流(DC)での給電を検討した場合です。一旦交流(AC)にして、一般的なコンセントに変換して利用する場合には、DC-AC、AC-DCの変換の際にロス(損失)が生じますから、太陽電池モジュール、バッテリーとも、2割ないし5割ほど容量の大きなものにする必要があると考えられますし、当然、機材の構成も変わってきます。(12Vから100Vに変換して、これを2つの機器に分けることになります。)

では、すべて直流(DC)での給電を検討した場合の、具体的な機材の例とお値段です。

●太陽電池モジュール(パネル)

30W・5,800円(税込み)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-07394/

●充電池

12V-36Ah・7,450円(税込み)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gB-04960/

●チャージコントローラ

8.5Aまで対応・3,700円(税込み)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-06167/

●12V DC からUSB (5V DC)と24V DCを取り出し

シガーソケットからこれらの電気を取り出せる製品がいろいろとあります。24V DCはノートパソコン用の電源アダプターなども候補になるかもしれません。

●その他

ケーブルのコネクタタイプの変換コネクタや、ケーブルや保護管などが必要です。

次に、太陽電池で発電してバッテリーに貯めた直流(DC)の電気を交流(AC)に変換して、一般的なコンセントとしてから各機器のACアダプタに接続するケースを検討してみます。前述のとおり、この場合、DC-AC、AC-DCの変換の際にロス(損失)が生じますから、太陽電池モジュール、バッテリーとも、交流に変換しないケースと比較して、2割ないし5割ほど容量の大きなものにする必要があると考えられます。

●太陽電池モジュール(パネル)

50W・9,000円(税込み)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-07395/

●充電池

「ディープサイクルバッテリ 50Ah」などで検索をされるとよいかと思います。ご予算と設置場所に耐久性と余裕があれば、100Ahのバッテリーを購入すると、放電深度が小さくなります(バッテリー容量に対して少量のみの電気を放電・充電することになります)から、バッテリーが長持ちしますし、他に電気が必要になったときのも使える余力ができます。お値段は50Ahで1万円前後から、100Ahなら2万円弱からです。

●インバータ

直流(DC) 12Vから交流(AC) 100Vに変換するものです。乗用車のシガーソケットも直流(DC)12Vですので、カー用品店で売られているシガーソケット接続のインバータでも用はひとまず果たせます。(「車内で家庭用の電気機器が使えます!」と謳われている商品です。) ただし、安価なものは耐久性に難があるとも言われています。

75W・1,500円(税込み)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-02998/

150W・1,700円(税込み)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-00679/

選定のポイントは「容量」「交流の波形(正弦波か矩形波(擬似正弦波)か)」「耐久性」でしょうか。今回の負荷はせいぜい合計で最大でも10Wほどですから、容量は小さいものでも十分です。負荷がスイッチング型のACアダプタであれば、比較的安価な矩形波(擬似正弦波)のインバータでも大丈夫そうです。耐久性、こればっかりはなんとも言えませんが、値段だけでは選ばないほうがよさそうです。

●その他
ケーブルのコネクタタイプの変換コネクタや、AC 100Vのコンセントを負荷(機器)の数だけ増やすためのテーブルタップ等、ケーブルや保護管などが必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました