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某所の某氏からリクエストをいただきました比較であります。どうやら真南設置ではなく、南東向き設置がすっきり収まる、東西南北の四辺ではなく、南東・南西・北西・北東が4辺になっている敷地を想定されているようでありまして、題して「エクストリームTNB」であります。よって、普通に「南東向き設置」の場合(約81kW)と、「南東・北西背中合わせ設置」で詰め込んだ場合(約107kW)の比較に挑みます。その他の条件は変えずに、例の某社の単相4.5kWパワコンを想定しています。
また、今回から、「夏至ごろ」のグラフは6月27日のデータを使うことにしました。(こちらのほうが日射量が多い&グラフがきれいでした。)
まず、「南東向き設置」傾斜角10度と、「南東・北西背中合わせ設置」傾斜角10度の比較であります。必要な土地はそれぞれ281坪、336坪であります。土地を含まない場合の回収年数は10年弱と出ました。この程度であれば、「50坪土地を残すよりは背中合わせ設置にして詰め込んで収入最大化」を検討できそうであります。
次に、「南東向き設置」の傾斜角を20度にしてみます。すなわち「南東向き設置」傾斜角20度と、「南東・北西背中合わせ設置」傾斜角10度のの比較であります。必要な土地はそれぞれ333坪と336坪で、ほぼ同じとなりました。この場合も土地を含まない場合の回収年数は10年弱と出ていますが、「南東向き設置」傾斜角20度は「南東向き設置」傾斜角10度よりも回収年数が短いため、上記の「南東向き設置」傾斜角10度との比較の場合と比べて、差額の回収年数が少し長くなっています。
これらの比較からは「若干利回りは下がるけれども、収入を最大化するためにはエクストリームTNB過積載を超えて、背中わせダブルTNB過積載も検討に値する」と言えそうであります。
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■ お知らせ(1)
弊社のロクテックあびこ発電所(通称「ねぎソーラー」)(パネル 37.2kW・パワコン 29.7 kW)の発電量(TIGO EnergyによるDC側発電量(パネル発電量合計値))は、いつでもこちらからご覧いただけます。実際の売電量はTIGO EnergyによるDC側発電量の90%前後です。また、「ねぎソーラー」の過去の売電量は弊社発電設備の発電実績からご覧いただけます。
■■ お知らせ(2)
当ブログの次回の情報交換会は、2016年1月30日(土曜日)の予定です。現在、4名様からご参加表明をいただいております。ご参加表明は弊社(「合同会社ロクテック」)について・連絡先に記載のメールアドレス宛のご参加表明とわかる件名の電子メールにでお願いいたします。なお、1月の次は2月の案外早い時期かもしれません(近日決定予定)。
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