「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則等の一部を改正する省令案等に関するパブリックコメント」のようなもの (1)

「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法等の一部を改正する法律(平成28年法律第59号。)による改正後の電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則等の一部を改正する省令等」を定めようとされているようでありまして、パブリックコメント募集中であります。今回はきちんと30日間、締め切りは7月14日18時必着であります。まあ、パブコメというのはプロレスのようなものであったりもするわけですが。

電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則等の一部を改正する省令案等に関するパブリックコメント
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620116036&Mode=0

公式に認められた文句を言う機会(笑)でありますので、この改正にちょっとでも関連する事項で鬱憤がたまっている方は、ご意見を言ったほうがよいかもしれません。どのくらいエロい人が読んでくれるかわかりませんし、そもそも集計は下請けのなんとか総研みたいなところに丸投げだったりするのかもしれませんが、言わないよりは言っておいたほうがよいかもであります。

いくつか気になったところに勝手にいろいろ書いてみます。

【 再生可能エネルギー発電事業計画の認定要件【第9条第3項関係】
1.再生可能エネルギー発電事業の内容についての要件【第9条第3項第1号関係】
(1)調達期間にわたる事業の実施計画が明確に定められていること
→ 20年持つか相当怪しいイケイケな会社が世の中にはたくさんあるわけですが、¥を生み出してくれる限りは発電事業としては維持管理できる原資は確保できそうなわけで、これは放漫経営で散財するか意図的に放置でもしない限りは問題なさそうであります。

【(2)特段の理由がないのに一の場所において複数の再生可能エネルギー発電設備を設置しようとするものでないこと】
→ Aさんが2つやるとダメで、AさんとBさんならお隣り合わせでも問題がない、でも、そこに小さいものが2つあることには変わりがないわけで、そもそも論として、分けたほうが「工事費の負担を免れる」ことができる制度・工事費負担金の計算方法のほうがよろしくないように思えます。(「必要な規制を逃れる」はまた別の問題でありますが。)

【(3)適切に保守点検及び維持管理を行うこと】
→ 当然でありますね。道端とか山奥で放置しているようなブツもあるみたいですが、即時償却したからもういいや、なんでしょうか。

【(4)送配電事業者が行う出力制御に適切な方法で協力を行うこと】
→ 1Wh残らず全部買えー、返済がー、とガーガー言っている筋の方もいらっしゃるようですが、適切な出力制御には適切に協力すべきでありますね。何が適切かはよくわかりませんが

【(5)事業者情報について、適切な方法で掲示を行うこと】
→ 「20kW未満の太陽光発電設備については例外的な取扱いを行います。」だそうで、いよいよ新区分(?)の登場でありますね。全量売電で住宅ローンをラクラク返済的なことを煽っている筋と、煽られた方々への特段の配慮でありましょうが、こんな配慮はいるのでしょうか。「管理責任の所在を明確化」はだれにでも必要なわけで・・・。あえて区分するなら「屋根ならその建物の所有者が(たぶん)管理責任者だろうから掲示はいらん」ではないかと思いますが・・・。

【(6)発電事業に係る情報を経済産業大臣に提供すること。また、その内容に虚偽が含まれないこと】
→ 「今後の更なる再生可能エネルギーの導入拡大のあり方を検討する観点からも、」だそうであります。あ、「拡大を検討」ではなく、「拡大のあり方を検討」でありますね。これなら一部の再エネの導入拡大にブレーキをかけるとも読めますね。

【(7)再生可能エネルギー発電事業の事業期間終了時において、発電事業に用いた設備について適切に処分を行うこと】
→ 「事業計画段階から、事業期間終了後において、発電事業に用いた設備を適切に処分する計画になっているかを確認することとします。事業終了後における適切な対応が想定されていない計画については、認定を行わないこととします。」な趣旨は大賛成ですが、「費用を積み立てといて適切に処分します」でOKなんでしょうけれども、実効性はあるんでしょうか。守る人は守るけども、守らない人は守らない条項になりそうな気がします。きちんとお手入れすればもっと発電できるものを放置するような人もいるみたいですが、そういう人が処分に対する費用の積立をしっかりするのでしょうか。

【(8)10kW以上の太陽光発電(第7条の規定により実施する入札の対象となる場合は除く。)については、認定取得から3年以内に運転開始を行うことができる計画であること。ただし、調達価格等算定委員会の意見を聴いて経済産業大臣が定める方法で変更される調達価格又は調達期間が適用される場合を除く】
→ 賛成でありますが、連系まで5年待ちなんて場所もあるわけで、電力会社さんには事前にきちんと情報を出してもらいたいものでありますね。

【(9)10kW未満の太陽光発電については、認定取得から1年以内に運転開始を行う計画であることとし、その期間内に運転開始できない場合には、再度認定を取得すること】
→ これも賛成であります。

【(10)バイオマス発電については、①用いる燃料を適切に計量し、記録しつつ事業を行うこと、②燃料の調達により、当該燃料を用いる他産業に著しい影響を与えないこと、③事業期間にわたり、安定的な燃料調達が可能であると見込まれること】
→ いやー、無理筋が混ざってますね。20年先まで「燃料の調達により、当該燃料を用いる他産業に著しい影響を与えない」とか「事業期間にわたり、安定的な燃料調達が可能である」とか、言えるんでしょうか。あ、「安定的な燃料調達が可能であると見込まれること」なので、見込まれたらよいのですね、見込んでいたけどうまくいきませんでした、は許されるような文章であります。

結構長いので、続きはウェブで、ではなく明日以降に別の記事としたいと思います。

■ お知らせ
6月22日(水曜日) 19:15から次回の情報交換会(第18回 情報交換会 (サマーソルスティス翌日スペシャルエディション号) )のご参加表明は締め切らせていただきました。多数のご参加表明ありがとうございました。数名様程度ならなんとかなるはずですが、当日の飛び入りはお断りをしないといけなくなるかもしれません。詳しくは&今からのご参加可否の照会は、第18回 情報交換会 (サマーソルスティス翌日スペシャルエディション号) のお知らせです。(2)をご覧ください。

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