機能アップにより太陽光発電システムの総発電量向上でスーパー過積載に挑むパワコン

スーパー過積載は某氏が商標登録を申請中です。本記事中ではTMや(R)マークは省略しております。

まるでオムロンさんから過積載なメールがきましたよ。の続きのような記事です。

さて、有力なパワコンメーカーの1つであるオムロンさんでありますが、こんなお知らせが。

機能アップにより太陽光発電システムの総発電量向上をサポート
屋外単相パワーコンディショナ「KPM2シリーズ」の発売について
2016年10月13日
オムロン株式会社
http://www.omron.co.jp/press/2016/10/c1013.html

現行の屋外設置型単相パワーコンディショナ(以下パワコン)KPMシリーズを機能アップします。市場でのニーズが高まっている「過積載」への対応など設計自由度の向上や、施工性・耐環境性の向上を実現し、新しくKPM2シリーズとして12月より発売開始します。

【市場でのニーズが高まっている「過積載」】、高まっていますね。もっとも一部のスジでは「高まっている」ではなく「かなり前から高まっていた」でありますが。

業界最大! 入力電流の拡大により高電流モジュールに対応
本年改正された買取制度(通称FIT法)においては、電力会社との接続契約の期日設定などとともに、太陽光パネルなどの設備変更も可能となりました。これにより、同サイズでより高効率タイプへの置き換えが進むものと想定されます。本製品では業界で初めて1回路あたり11Aの高電流入力を実現し、従来機種(9.5A)に比べより高電流のパネルにも対応が可能となりました。

既存の結晶系パネルだと9.5Aが11Aになったところで大きなちがいはないようにも思えますが、ソーラーフロンティアの170Wパネルだと夢の5並列とかできてしまうのでしょうか。

スーパー過積載で従来以上の発電量の確保をサポート
太陽光パネルからの入力電流の拡大とともに、入力電圧も450Vまでの対応を実現。
昨今ニーズの高まっている「過積載」(パワコンの容量以上の太陽光パネルを設置すること)に対応が可能です。
入力電圧・電流の拡大により、従来機種に比べ、さらに多くの太陽光パネルを設置することができ、朝夕や曇天などの少ない日射量でも従来以上の発電量を確保、売電価格アップに貢献します。

えっ、「スーパー過積載」? いやいやいやいや、入力電圧が450Vまで対応ということは280Wパネル×10直列×4入力で11.2kWのパネルをこの5.5kWパワコンに入れることもできるわけですから、「ダブル過積載」も可能でありますね。

450Vまで対応になったことで、オムロンさんのパワコンを選択肢から外す理由がなくなったような気もいたします。24円でも、その次の21円?でも、まだまだ熱い方はご検討されてみてはいかがでしょうか。

■ お知らせ(1)
弊社の発電設備の発電量・過去の実績弊社発電設備の発電実績 から、ご覧いただけます。なお、「ねぎ」「えび 1号」では TIGO Energyにより DC側発電量のみを監視しておりますので、DC側発電量を実際の売電量(AC側)に換算される場合には0.9くらいをかけてください。

■■ お知らせ(2)
太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信がありますので、信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。

■■■ お知らせ(3)
最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しない・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。

■■■■ お知らせ(4)
第21回の情報交換会は、11月下旬に「12月の存在と年もさっぱり忘れる会」という感じでどうでしょうかと思っておりましたが、各方面のスケジュール次第では10月の下旬あたりから当ブログ主がどこにいるのか「?」な状態なので、えいっとどこかのタイミングで日程を決めてさっぱりいろいろと忘れてしまいたいと思います。12月はきっとみなさん、お忙しくて、年を忘れる前に、こんな場末のブログの忘年会のことを忘れられてしまいそうでありますし、長居もできないでしょうから、なるべくお早めにと考えております。ご意見・ご要望をお待ちしております。

■■■■■ お知らせ(5)

せっかくなので、このあたりにもランキングのバナーを置いてみました。当ブログのような泡沫ブログでないブログへのリンクがたくさんありますよ。(といってクリックを促してみたり。)

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