インドでは旧高額紙幣が「法定通貨としての効力」を失った件と太陽光発電

どこぞのブログでよくありそうなタイトルでありますね、後ろに「と太陽光発電」なんて付けて、検索エンジン対策みたいな。

「この演説の4時間後に無効にすっからね」とモディ首相が言ったから、インドでは旧高額紙幣が無効になってから3回目の夜がやってきました。「困難は伴うけど、みなさんならきっと乗り越えられるよ」まるで青春ドラマみたいなことも言ったそうでありますが、そんなモディさんは週末は日本にお越しになって新幹線の工場見学などもされてお過ごしになるようであります、ようこそ日本へ、でありますね。

下々では旧1,000ルピー(約1,600円)紙幣と、旧500ルピー(約800円)紙幣が紙くずになったとも誤解がされているようでもありまして、うっかり燃やしちゃったり、金券ヤーよろしく3割引で買い叩いている輩がいたり、いろいろあるみたいでありますが、所定の期日までなら「銀行口座に入れる」(原則として上限なし)や、銀行等で「交換する」(1日4,000ルピーまで)ができるようであります。なので、無価値になったわけではないのでありまして、燃やしちゃったりするのはどうかと思うのですが、3割引で買っている人はいいビジネスでありますね。(違法なのか合法化のかよくわかりませんが。) ただし、25万ルピー(約40万円)以上の入金が口座にあると、税務当局が厳しくお調べに入るらしく、脱税しているとしっかり「税金の取り立て+追徴課税」が待っているようであります。

新たに発行される2,000ルピー(3,200円)紙幣に埋め込まれている電子チップにより、地中数メートルに埋めても見つかってしまうから脱税できないよなんて噂まであったりして、インド人もびっくりであります。

500ルピーとか1,000ルピーといえば、インドでは結構な高額紙幣でありまして、当地の新聞報道では「地方に住んでいる人は500ルピーとか1,000ルピーはあまり持っていないから影響が少ない」ようであります。とはいえ、なんといってもインド人もびっくりな人口規模の国でありますから、うん億人単位の人たちが一度に「えっ?」「インド人もびっくり」状態でありまして、ガソリンスタンドだとか高速道路の料金所では旧高額紙幣を受け付けるなんてことにはなっているのですが、当然だれもが旧高額紙幣を使うわけで、ガソリン1リットルだけ売れとか、数十ルピーの通行料金を1,000ルピー札で払ったりして、釣り札があっという間に底をついて、口の達者なインド人があっちこっちで口論状態みたいで、インド人もびっくりあります。

ATMは営業を再開しているみたいでして、クレヲタ(クレジットカードヲタク)的には海外キャッシングという方法も外せないわけではありますが、「新紙幣が間に合わないから当分の間は100ルピー(160円)札と50ルピー(80円)札しか出ません」らしく、日本の感覚からすると、全部1,000円札でしか出さないよ、くらいなところでありましょうか。っていうか、そんなにたくさん紙幣がATMに入るの?という気もするわけでありましたが、やっぱりすぐにすっからかんだったみたいでありますね。そもそも、普段から結構「紙幣切れ」だったりするわけでありまして、期待どおりでありまして、こちらはインド人はびっくりではなく、想定内のようであります。

そんなこんなのインドでありますが、インドでは昨今のメガソーラーお値段相場は1億円/MWちょいにまで下がっているようであります。3年前でもすでに2億円/MWでありました。紙幣という名前の「紙」を銀行に預けておくよりも、発電設備という「現物」を持って、電気という現物を作ってチャリンチャリンと日銭で生活ができるほうが、こういう経済情勢に大きく巻き込まれるリスクは小さいわけであります。もっとも電気をいくらで買ってくれるかというところはそのときの制度にも振り回され得るわけではありますが、「紙」よりは実態のある現物でありますから、「紙」よりは安心という部分もあるわけであります。日本の「円」もどこまで信用していいものなのでしょうかという感じでもあります。有事の円買いなんてほど買うほどの信用のあるような通貨とも思えませんが。ハゲタカどもの賭博場(株式相場とか為替相場)でおもちゃにされているだけじゃねえのという感じであります。

当ブログ主的には不動産というのはあまり馴染みがないわけでありますゆえ、預貯金の代わりに太陽光発電設備を「資産」として持つ割合をちょっとは増やしておこうかなと思う今日このごろであります。ったって、大した資産があるわけではございませんが。

ということで、最後だけは無理やりソーラーにこじつけてみました。インドといえばカレーかソーラーでありますし。それではみなさま、素敵な週末をお過ごしください。当ブログ主は50ルピー札の束とともに週末を過ごしたいと思います。

■ お知らせ(1)
弊社の発電設備の発電量・過去の実績弊社発電設備の発電実績 から、ご覧いただけます。なお、「ねぎ」「えび 1号」では TIGO Energyにより DC側発電量のみを監視しておりますので、DC側発電量を実際の売電量(AC側)に換算される場合には0.9くらいをかけてください。雑草を結構始末したので、妙な位置のパネルの発電量が少ないなんてことはなくなりましたが、今度は電柱の影の影響を受けているようであります。

■■ お知らせ(2)
太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。

■■■ お知らせ(3)
最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しない・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。

■■■■ お知らせ(4)
第21回の情報交換会は、11月30日(水曜日)と決めましたので、反論(?)は受け付けません。ご理解とご協力を強制いたします。すでに3名様+αよりご参加表明をいただいております。みなさまのご参加表明を首をきりんにしてお待ちしております。

■■■■■ お知らせ(5)

当分の間、当ブログ主の携帯電話(090-****–**00)は不通であります。また、もう1つの番号(050-****-**50)も留守番電話サービスに録音をいただきましても当ブログ主がチェックするのはまず無理な状況であります。ご用件がありましたら「重たくない」電子メールでお願いいたします。

■■■■■■ お知らせ(6)

相変わらずこのあたりにもランキングのバナーを置いておきます。当ブログのような泡沫ブログでない素晴らしいブログもたくさん参加されていらっしゃるので、当ブログのような泡沫ブログでいろいろと聞くよりも、親切で的確な答えが見つかるかもしれませんよ、きっと。

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