第27回の調達価格等算定委員会でも過積載アゲアゲですよ

某情報を交換する会については、次回以降の会費等を算定する委員会がいろいろと検討をしているところでありますが、某情報を交換する会は次回が22回目であります。たぶん、来年1月11日(水曜日)開催ですので、予定をぜひ空けておいてください。

そんなことはさておいて、固定価格買取制度での買取単価を決める委員会であります、調達価格等算定委員会は12月5日に第27回があったようであります。太陽光の入札制度だとか、一部の再エネの複数年の単価設定とかいろいろあるようでありまして、開催時期が例年よりも早め&回数も多めであります。

調達価格等算定委員会(第27回)‐配布資料
http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/027_haifu.html

資料1 残された論点について(前回までのご指摘事項について)
http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/027_01_00.pdf

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4.太陽光発電(10kW以上)の設備利用率
その結果、データがとれる直近期間(平成27年7月-平成28年6月)では、設備利用率は10kW以上全体で、昨年度の13.5%から13.8%へ上昇、1,000kW以上全体では、14.6%から15.1%に上昇した。さらに2,000kW以上では、15.2%から16.3%に上昇した。これは、パネルコスト低下に伴う過積載が進んだことにより、上昇したものと考えられる。

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(参考)太陽光発電(10kW以上)の過積載の推移
10kW以上の設備について、過積載率を見ると、全規模において進んでいることが確認され、これが設備利用率の上昇要因と考えられる。特に大規模な案件について、過積載率が高く、パネルの設置割合の最適化により、設備利用率の向上を図っているものと考えられ、パネルコストの低下が進む中、全般において最適化を進めていくことは重要であると考えられる。

表現が【いわゆる「過積載」】ではなく普通に【「過積載」】になったり、【過積載の推移】【過積載率が高く】という表現も出てきたりということで、お上の中の人も普通に使い始めているのでありましょうか。お上の中の人もきっと、過積載に挑んでいる某氏のホームページとか、そのついでに太陽光発電グランプリ(T1GP)もご覧になっているのかなという気もいたします。

小規模な案件でもスーパーやらエクストリームやらダブルな過積載が増えているようでありますから、過積載率アゲアゲで最適化でありますね。当ブログも泡沫零細ではありますが、ネタを提供していきたいと思います。あんまり見られてないと思いますので妄想もやりたい放題であります。

■ お知らせ(1)
弊社の発電設備の発電量・過去の実績弊社発電設備の発電実績 から、ご覧いただけます。なお、「ねぎ」「えび 1号」では TIGO Energyにより DC側発電量のみを監視しておりますので、DC側発電量を実際の売電量(AC側)に換算される場合には0.9くらいをかけてください。「えび 1号」では雑草を結構始末したので、妙な位置のパネルの発電量が少ないなんてことはなくなりましたが、今度は電柱の影の影響を受けているようであります。「ねぎ」の通信ケーブルの調子が悪いようなので修理に行かねばっ。

■■ お知らせ(2)
太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。ねぎソーラーの頃は恵まれていたんだなあとひしひしであります。

■■■ お知らせ(3)
最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しない・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。

■■■■ お知らせ(4)
次回、第22回の情報交換会は、2017年1月11月(水曜日)で検討中であります。某しげっている会と日程が近すぎるというのは難点でありますが、決めてしまえばなんとかなりますので決めます。ご参加表明の受付はもう少ししてから開始しようかなと思います。

■■■■■ お知らせ(5)

相変わらずこのあたりにもランキングのバナーを置いておきます。当ブログのような泡沫ブログではない、素晴らしいブログがたくさん参加されていらっしゃるので、ぜひどうぞ。

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コメント

  1. 匿名希望 より:

    はっは、トラックの過積載もOKな時代が来そうですね。

    逆にトラックの過積載が問題になったように、
    容量の順番待ちの人たちがずるいといったり、
    電力が電圧が高めの時間が多すぎると抗議したり、
    単に嫌がらせしたい連中が抗議して、こっちの過積載も違法になったりするんでしょうかねえ・・・。

    • fppvfppv より:

      コメントありがとうございます。
      しかるべき人がしかるべきところにお尋ねすればいいだけこのことを、大騒ぎしてみたりぷりぷりと文句を言ったりというような事例もあるみたいであります。
      どこのことかは言いませんが、電力会社さんのなかなか大変でありますが、回り回って自分たちの首をしめてしまわないようにしたいものであります。
      「単に嫌がらせ」、ありそうで怖いですね、お上は標的リストをネットで公開されるようですから、ドロさんや嫌がらせもやりやすくなるようで物騒であります。

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