お上が用心棒の弁募集中・非常勤職員も募集中ですよ

2017.06.09
任期付職員(弁護士)の募集について(資源エネルギー庁)
非常勤職員の募集について(資源エネルギー庁)
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/

まず弁募集のほうであります。

任期付職員(弁護士)の募集について
http://www.meti.go.jp/information/recruit/others/ninkitsuki/1707enechoshineneka_ninkitsuki.pdf

当課は、エネルギー自給率の向上や温暖化対策に資する再生可能エネルギーの普及拡大のため、固定価格買取制度の運用や、再生可能エネルギー支援策の関連予算・税制措置の企画・立案・執行等に取り組んでいます。具体的には、再生可能エネルギー特措法(通称FIT法)の運用(FIT認定等)、関連の予算要求・執行(約 1,000 億円)、税制度(グリーン投資減税等)の要求・執行等の政策を行っています。また、昨年 5 月にFIT法の改正を実施し、固定価格買取制度の抜本見直しを行ったところであり、平成 29 年度から改正FIT法の施行に伴い、新認定制度の執行を行っています。また、再エネの将来の自立化に向けて、今後更に様々な形で政策的支援をすることが考えられます。
こうした業務の中で、法律の高い専門性が必要とする部分があることから、これを担当していただける職員(弁護士)を募集しています。

特定任期付き職員は、下記のような業務を想定しています。ただし、本人の希望や適性も踏まえて検討します。
1)固定価格買取制度の運用、制度改正の検討
・FIT法に係る法令改正・執行業務
・FIT認定業務に伴う関係省庁との連携
・入札制度の詳細な制度設計、運用
2)系統関連課題の対応策
・系統関連の課題と対応策の立案、実行 等
3)再生可能エネルギー支援策
・FIT制度以外の各電源毎に応じた課題解決のための支援策の検討(主に予算要求、税制要求等)

だそうであります。発電事業者のようなものを自称する輩がゴネゴネしてきた場合の用心棒、とは書かれていないようでありますが、こういうのは「法律の高い専門性」「法令改正・執行」に含まれるのかもしれません。

過払い金請求バブル崩壊で、さらにあまり上品とは言えないお仕事に注力されている弁のみなさんもいるようではありますが、もともと「社会正義?なにそれ?金くれる人のためなら理屈こねくりまわしちゃうもんね」な世界な部分もあるようでありまして、ぜひその才能を健全な再エネの普及拡大、未来の地球環境と子どもたちのために活かしていただきたいものであります。

志望動機に「うらやまけしからんを取り締まります!」なんて書くと加点されるのでありましょうか。中小零細いじめなら加点でありますが、大口政商ハゲタカいじめはやっちゃいかんという忖度も必要なわけでありましょうから、まあ、世の中の仕組みというものでありますね。

不明な点があればいつでも御連絡ください。

と、課長補佐様直々でありまして、どっかの慇懃無礼な新橋方面とはどえらいちがいでありますね。いつでも、ですよ、いつでも。なんと力強いお言葉でありましょうか。

あと、頭の固そうな法律の専門家だけではなく、抜け穴探しが得意そうで、国策だろ!とお上だろうが電力だろうが構わずキャンキャン主張している発電事業者のような輩もセットで雇っちまうと制度の抜け穴塞ぎには便利かもしれません。報酬は「低圧の発電設備1つをどこでも最速で連系できる権利」で十分でありましょう。

何事も上品に行きたいものですね、表向きだけでも(笑)

次に非常勤職員の募集のほうであります。

非常勤職員の採用情報(資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー課)
http://www.meti.go.jp/information/recruit/20170702104.html

業務内容
・固定価格買取制度の運用・執行業務(各電源の認定業務の支援業務)等
・RPS法関連業務の運用等(小売事業者の義務履行に係る届出業務)等
募集人数
1名
給与
日給 13,990円(交通費、超過勤務手当支給、社会保険完備)
その他、賞与、退職手当有り(一定の勤務条件を満たした場合に限ります。)
任用予定期間
平成29年7月1日 ~ 平成30年3月31日(予定)
勤務日(曜日)及び勤務時間
週5日9時30分から18時15分まで(昼休みは12時から13時まで)※勤務時間は相談により若干の変更あり。
その他
次のいずれかに該当する方
1)再生可能エネルギー(太陽光、風力、バイオマス、地熱または中小水力)の発電設備や発電方法についての知見を有する者
2)相当期間にわたる電気技術の実務経験があるなど固定価格買取制度及びRPS制度の執行に係る専門的業務に従事するために必要な基礎知識を有する者

改行位置などはちょいといじりました。

9か月の任期付きということでありますが、9か月以内にいまのゴタゴタについてかなり始末つけるぞ、ということなのか、それとも長期戦のつもりなのかはよくわかりません。とりあえずゴタゴタでいろいろあるから突撃隊長兵隊募集、ってところでありましょうか。全面戦争はえげつないことをやっているところをターゲットにお願いしたいものであります。御用新聞が喜んで書きたてることでしょう。

■ お知らせ(1)
弊社の発電設備の発電量・過去の実績弊社発電設備の発電実績 から、ご覧いただけます。なお、「ねぎ」「えび 1号」では TIGO Energyにより DC側発電量のみを監視しておりますので、DC側発電量を実際の売電量(AC側)に換算される場合には0.9くらいをかけてください。

■■ お知らせ(2)
太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。ねぎソーラーの頃は恵まれていたんだなあとひしひしであります。

■■■ お知らせ(3)
最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しないもの・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの・いわゆる過積載のいわゆるピークカットをシミュレーションでまともにやっていないのに実績自慢をするような例)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、土地賃料を抜いて利回りを計算したり、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。また、支払い条件(特に多額の前払いの要求・多額でなくても要注意ですが)にも十分ご注意ください。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。

コメント

  1. 匿名希望 より:

    >9か月の任期付き

    ほぼ今年でFIT制度、特に太陽光発電の固定買取価格制度をやめるんでしょうね。
    全面入札制で家庭用以外、低圧はお断りってとこですかね。

    • fppvfppv より:

      コメントありがとうございます。
      住宅産業への配慮(笑)のため、屋根置き20kW未満まではアリかもしれません。
      もしかするとここまで家庭用の余剰というくくりにぶっこんでしまうかもしれませんが。

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