例の事後的過積載パブコメの件、ちょっと火消し記事みたいな日経BPさんの記事でありますよ

パブコメ募集がはじまってもう3週間であります。この件については、当ブログをご愛顧いただいているみなさまにとっては、「そこらへんの煽り系業者なんかよりよく知ってるよ」ではないかと思う今日このごろでありますが、このタイミングで「パブコメ開始」な記事でありまして、何かの意図がありそうでありますね。

「事後的過積載」は事実上規制へ、経産省がパブコメ開始
改正省令施行前の8月半ばに「駆け込み増設」も
金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所
2017/07/27 11:28
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/072708527/

変更認定となる条件は、「合計出力が3kW以上の増加」もしくは「合計出力が3%以上の増加」と明示した。

「3kW未満の増加もしくは3%未満の増加」なら単価変更となる変更認定の対象とはならない、というのが告示案の記載内容ですから、変更の対象になるのは「3kW以上かつ3%以上の増加」のはずであります。(例えば、200kW→205kWだと、3kW以上の増加には該当しますが、3%以上の増加に該当しませんからセーフのはずでありますが、記事の書き方だと単価変更となる変更認定の対象となってしまいます。)

それはさておき、抜け穴塞ぎのための「20%以上の減少」にも触れて「だったらイケイケ400%過積載とかで申請しいてあとで減らせばいいんでしょ」を抜け目なく塞ぐ資源エネルギー庁さんを褒めてあげてください。ということで、敷地や将来の技術動向をよく検討の上、今のうちに増量の申請を検討するのが吉でありますね。特に連系まで結構待たないといけないようなところだと、そのころにはパネルが1枚何Wになっていて対象の敷地では最大で何kWのパネルが入るのかといった予想もであります。でかくしすぎて「20%以上の減少」に該当することをやっちまっても困るわけでありまして、そうはならないようにうまく狙ってくださいでありますね。

パブリックコメントの受付は、7月6日~8月4日となっている。

7月6日から開始されているパブコメ募集開始の記事が7月27日に出るというのは何かの意図でもあるのでありましょうか、いや、あるまい。(棒読み)

意見募集を締め切った後、最短でも2週間を空けて施行される。たた、「寄せられた意見が多いなど、その対応に時間を要することもあり、施行まで2週以上かかることもある。現時点で、施行までのスケジュールについて断定的なことは言えない」(エネ庁・新エネルギー課)。

このへんは新情報でありますね。最低でも2週間はセーフのようであります。最低の2週間でえいっとやっちまう可能性も十分にありそうですが。いちいちコメント返ししない作戦とか。

こうしたなか、エネ庁・新エネルギー課の山崎琢矢課長は、今年5月に行った弊誌のインタビューで、事後的な過積載に関し、「何らかの規制を行った場合、過去の案件にも遡及適用される可能性」にも言及していた(関連記事) 。だが、「今回、公表した改正案では、改正省令の施行前の増設案件には遡及して適用されない」(エネ庁・新エネルギー課)。

こわい人たちとか、切羽詰った人たちとか、いろいろと主張をするのが好きな人たちが、資源エネルギー庁さんにガンガン電話をかけたり、総務省あたりにまで飛び火させたり、議員コネクションを使っていろいろとあったのではないかと、そして、「そりゃあんなこと課長がインタビューで言っちまったらそういう人たちも燃え上がるし、こりゃ、火消しが必要だ。」「遡及適用してまで再エネ叩きをやったらまた原発推進かと言われるし。」ということで今回、忖度系メディアな日経さんのこの記事になったのではと予想をします。勝手な予想ですけども。妄想は自由であります。ファンタジーであります。

現在、各地方経済産業局に新認定制度に関わる事務処理が集中し、「みなし認定」の審査に2カ月以上かかっている。このため、新認定制度下でのパネル増設を申請できないことが問題になっていた

日経BPさんの認識か、資源エネルギー庁さんの認識かはよくわかりませんが、いちおう「問題」という認識はあったのですね。知りませんでした(棒読み) お上&新橋&船橋の見事な連携でわざとやっているものかと思っ・・・たりしません。(棒読み)

エネ庁は7月20日、50kW以上の太陽光発電案件については、「みなし認定」手続の完了前でも、事業計画の変更を申請できる、と公表した。具体的には、改正省令の施行日の前日の開庁時間中に各地方経済産業局に到達したものまで、「変更届出」として受け付けるとした。

「50kW以上の太陽光発電案件については」「50kW以上の太陽光発電案件については」「50kW以上の太陽光発電案件については」、大事なことなので3回書きました。低圧はどうなのかはよくはわかりませんが、なんとか代行センターがまともに対応するのか、お上との連携プレーのもと対応するふりをして有耶無耶にするのか、このままスルーしておいて気がついたら対象外にしてしまおうという魂胆なのかはよくわかりませんが、ええ、一寸先は闇であります。

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2 thoughts on “例の事後的過積載パブコメの件、ちょっと火消し記事みたいな日経BPさんの記事でありますよ”

  1. 今までの規制は、明らかに、脱法とまではいえないが
    まじめな奴が馬鹿を見るって抜け道つぶしでしたから
    みなさん黙ってましたが、

    今回はまじめに、すでに作って再エネに貢献している人たちの利益追求行為にまで
    「オマエラモウケスギwヨクカキスギw」
    と馬鹿にした規制ですからね。

    何度も言われているようですが、パネルなどの価格が高いときにまじめに
    事業を開始して、さらなる企業努力が否定される一方

    山々コンビ課長群が「ちゃんと手続きしてる」メガソーラーは、今頃うらやまけしからん価格で
    うらやまけしからん部材費用で、うらやまけしからんIRR確保ですからね。

    山々コンビ課長群いわく「ちゃんと手続きしてる」メガソーラーが
    各所で反対運動を起されいることに対しての言い訳もちゃんと取材してきて欲しいものです。

    1. コメントありがとうございます。
      お上は「作って再エネに貢献している人たち」とは思っていないと思います。
      低圧野立て自体を想定外・脱法的と思っているようにも感じます。
      メガに大してずいぶんと親切なんですねえと思うわけですが、そういうものなのでありましょう、日本の政治とか行政というのは。
      世の中というのはそのようなものかもしれません、それでいいのかどうかはさておきですが。

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