ノスタルジア、でありますか。


かつては太陽電池生産量世界一だった目の付け所がアレな会社は株価の下落もシャープでありました。

2018/05/11
現地レポート アメリカ太陽光発電の最前線
太陽電池20年史に見る“栄枯盛衰”
20年前のトップ10企業、今は何処?
http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/column/15/286991/050700081/

ミンツ氏は、「(太陽電池メーカーの)トップ10リストのように、めまぐるしく1位から10位まで変化するランキングは他には見当たらない」。同氏はこうした、太陽電池産業における浮き沈みの激しさを、「今日のリーダーは、明日のノスタルジア」と表現する。

中華に買われたラオ●クスとか、何がベストなのかわからないなんとか電器とか、日本の家電量販店のシェア争いも結構な浮き沈みでありましたが、太陽電池はもっとアレであります。

1997年における世界太陽電池の年間出荷量におけるトップ10メーカーと2017年のリストを比べてみよう。
1997年には、日本企業の京セラ、シャープ、三洋電機(現パナソニック)の3社がトップ10に入っている。

「日本の」ではなく「世界の」トップ10だったというのはナツカシスであるますね。でかけりゃいいというものでももちろんないのでしょうけれども、この手の製品のメーカーはでかいほどコストは有利なわけであります。発電事業者としては20年あるいはそれ以上製品を使いたいわけでありまして、あまりに浮き沈みが激しかったり、沈没が多かったりすると社会的にもいろいろと困るわけでありますが、健全な形でのコスト競争と、落ち着いた市場の成長を期待したいものであります。

まあ、沈みかけているところの製品をイケイケ買い叩きで利回り最大化という考え方もあるわけでありまして、まさにビジネスであります。

穏健派な方も買い叩き過激派な方も、まあ、ここは仲良く、ブロガーのみなさんの素晴らしいブログを拝見して勉強使用ではありませんか、ということでこちらのクリックからどうぞであります。

にほんブログ村 環境ブログ 風力発電・太陽光発電へ 


■ お知らせ(1)
弊社の発電設備の発電量・過去の実績弊社発電設備の発電実績 から、ご覧いただけます。なお、「ねぎ」「えび 1号」では TIGO Energyにより DC側発電量のみを監視しておりますので、DC側発電量を実際の売電量(AC側)に換算される場合には0.9くらいをかけてください。

■■ お知らせ(2)
太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。ねぎソーラーの頃は恵まれていたんだなあとひしひしであります。

■■■ お知らせ(3)
最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しないもの・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの・いわゆる過積載のいわゆるピークカットをシミュレーションでまともにやっていないのに実績自慢をするような例)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、土地賃料を抜いて利回りを計算したり、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。また、支払い条件(特に多額の前払いの要求・多額でなくても要注意ですが)にも十分ご注意ください。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。

■■■■お知らせ(4)
第1回太陽光発電メンテナンス研究会(TMK01)は、結成記念集会として、2018年7月ごろに都内にて開催予定です。日時のご希望がありましたらお知らせください。


コメント

タイトルとURLをコピーしました