太陽光発電は表面利回り10%で空室なしだから、不動産投資よりウマウマ?


・・・と信じて、ガンガン太陽光に資金を投入している方がたまにいるようであります。

分譲ヤーさんや、太陽光関係のブローカーの言うことを鵜呑するのは危険なこともあります。毎年どれだけの収入があるか、毎年どれだけ儲かるかだけでの計算は大変危険であります。(だいたい、その収入のシミュレーションですら結構怪しいものもあるのに、というのが印象でありますが。)

将来の地価がどうなるかの判断はし難いものではあるのですが、仮に、地価がそれなりに推移して、人が住むような土地の価値はそれなりに維持されるという前提で考えると、20年後に残るのは、以下のとおりであります。

  • 不動産投資の場合:
    それなりに人が住んでいる場所の資産価値のある土地 + 古くなってほとんど資産価値のない建物
  • 太陽光発電事業の場合:
    あまり人が住んでいない場所の資産価値が控えめな土地 + 古くなってほとんど資産価値のない設備

資産価値とは書きましたが、建物・設備がいきなり全く使えなくなるわけではありませんが、同じ額を投資して最後に残った土地の資産価値、担保価値という点においては、不動産投資のほうが有利かもしれない(将来のことはだれもわかりませんが)ということで、「表面利回り10%」「空室なし」だけで食いつくのはあまりよろしくないわけであります。

将来の情勢の予測までは難しいとしても、毎年のキャッシュフロー、そして、最後に手元に残るものはいくらなのか・何なのか、そのあたりも踏まえた、表面利回りだけではない判断をおすすめしたいです。(購入した土地を21年目以降も活用して、固定価格での買取期間が終わった後でもそれに耐えうるコストのかけかたで太陽光発電を継続する、というのはお上の政策にも一致する方向性でありまして、当ブログ主としてもぜひそうしたいのですが、低圧野良ソーラーにはいろいろと厳しい昨今の情勢、慎重に見極める必要はありそうでありますね。)

普通預金に入れておくよりも、ずっといいし、不動産投資よりも、再エネの普及拡大に尽くしたい、そのような動機は自己判断に基づいていれば大変よいと思うのではありますが、表面利回りだけでの判断はちょいとどうかなと思ったわけであります。

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■ お知らせ(1)
弊社の発電設備の発電量・過去の実績弊社発電設備の発電実績 から、ご覧いただけます。なお、「ねぎ」「えび 1号」では TIGO Energyにより DC側発電量のみを監視しておりますので、DC側発電量を実際の売電量(AC側)に換算される場合には0.9くらいをかけてください。

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太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。ねぎソーラーの頃は恵まれていたんだなあとひしひしであります。

■■■ お知らせ(3)
最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しないもの・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの・いわゆる過積載のいわゆるピークカットをシミュレーションでまともにやっていないのに実績自慢をするような例)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、土地賃料を抜いて利回りを計算したり、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。また、支払い条件(特に多額の前払いの要求・多額でなくても要注意ですが)にも十分ご注意ください。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。


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2 thoughts on “太陽光発電は表面利回り10%で空室なしだから、不動産投資よりウマウマ?”

  1. 国&電力は、野良ソーラーを買い叩きたいだけですよ~。
    実は電力としたら末端側の電源は系統末端電圧降下対策には最高ですから。
    それを買い叩ければ超お買い得です。
    タダ同然で電源買取、出力制御を遠隔操作。
    そのコストは原価に上乗せwwww
    インフラ事業に関わられる旨味は手放してはなりません。

    1. コメントありがとうございます。
      旨いものはだれしもなかなか手放さないものでありまして、
      これがビジネス、生存競争なのでありましょう。
      当ブログ主としては、ひっそりがっちりやっていきたいと思います。

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