イケイケ過積載率でウマウマ分譲?


「スーパー過積載」「エクストリーム過積載」といった言葉は最近はあまり流行らず、「ダブル過積載」に近い過積載が当然な今日このごろであります。まず、定義はこちらからどうぞであります。

エクストリーム過積載の定義が大幅に変更のようであります。
http://www.rokutech.jp/blog/2017/03/09/extreme_kasekisai_change/

ところで、過積載率をアゲアゲすれば必ず儲かるというものではありませんから、十分にお気をつけください。ポイ率(いわゆる「ピークカット」)と、このパネル増量に係るコスト次第でありますから、コストが高ければやる意味がないなんてこともあるわけであります。バランスが肝心であります。ご自身で発電量・売電収入・収益・キャッシュフローのシミュレーションをされている方なら計算の結果でわかることではありますが、分譲ヤーさんの発電シミュレーションだけを信じて利回り10%なら食いつてしまうようなタイプの方は要注意であります。

ここで、「パワコン容量49.5kW・パネル容量80kW・年間想定発電量90,000kWh・年間想定売電収入174万円」と、「パワコン容量49.5kW・パネル容量100kW・年間想定発電量103,000kWh・年間想定売電収入200万円」を比較してみましょう(金額は消費税8%込)。売電収入の差は26万円であります。表面利回り10%でよしとする場合、設備の差額は260万円以内である必要があります。ということは、80kW→100kWのパネル増量の差額分のkW単価は13.0万円以内(消費税込み)でないといけないわけでありまして、さて、世間の分譲ヤーさんのお値段は・・・であります。ここは要注意でありましょう。

ダブル過積載超えの「パワコン容量49.5kW・パネル容量110kW・年間想定発電量108,000kWh・年間想定売電収入210万円」であれば、さらにシビアであります。80kW→110kWのパネル増量の差額分のkW単価は12.0万円以内(消費税込み)でないといけないわけであります。

分譲ヤーさんがどんな方法で価格の設定をしているのか、また、パネルを増やすために少々エキセントリックな詰め込みを行ったり、パネルの傾斜角を小さくして詰め込んだりしていないかなどの条件にも左右されるわけではありますが、パネルを増やすと、分譲ヤーさんがウマウマ、信販会社も金利で取れる分が増えてウマウマ、固定資産税(償却資産や利益にかかる税金も増えてお上もウマウマで、手残りは?なんてこともあります。

パネル容量は80kWを超えるくらい、可能であれば「真南向き・傾斜角20度・間隔はそれなりにとる(いわゆる1.8倍から2.2倍・4段架台であればパネルの高さは1.4メートルなので間隔は2.5メートルから3メートル)」で配置を検討してみて、もう少し詰めたり、寝かしたりで、もちろんお値段とも相談しながら、パネル容量・向き・傾斜角を検討がおすすめであります。

余談ではありますが、パワコンのコストをケチるためか、ただダブル過積載と名乗ってみたいだけだったのかは知りませんが、パワコン台数・容量が結構控えめなダブル過積載な分譲案件もあるようでありました。パワコン容量ケチらないほうが収益性がいいのに、そのくらい計算しないの?でありました。どんな計算をしているのでありましょうか。

世の中謎なこともたくさんあるわけでありますが、いろいろな方のブログの記事の中で謎がとけることがあるかもしれませんし、ないかもしれません。
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最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しないもの・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの・いわゆる過積載のいわゆるピークカットをシミュレーションでまともにやっていないのに実績自慢をするような例)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、土地賃料を抜いて利回りを計算したり、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。また、支払い条件(特に多額の前払いの要求・多額でなくても要注意ですが)にも十分ご注意ください。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。


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2 thoughts on “イケイケ過積載率でウマウマ分譲?”

  1. 200%の保証付きPCSを使った真面目な発電所なら
    天気がよかろうが、悪かろうが、年180万円ぐらいの売電収入が安定して入ることなんですよね。
    天気が良くてもピークカットで対して売電は増えない、天気が悪かったらカットされないで通常の50KW程度の倍程度の発電が期待できると。
    確かに投資効率は75KW程度の150%過積載ぐらいがうまうまですが、
    お天気続きよりも、天気が悪いことの方が多そうなので、正直200%は魅力でございます。

    トラブルさえなければ。

  2. コメントありがとうございます。
    システム一式の投資効率であれば、150%くらいがかなりウマウマではありますが、土地やら負担金やらを考えると、土地が許せばもっと入れておいたほうがウマウマではと思うわけでありまして、昨今のお値段を考えると、180%や200%でも、お値段がまともであればイケイケがよさげであります。もちろん、トラブルがないことが前提でありますね。

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