最初からわかっている期間限定バブルだったはずでありますが


ちょいと前のニュースではありますが。

2018/07/11 16:18
ニュース
田淵電機が事業再生手続き、「低圧バブル崩壊」と海外勢に押され苦境に
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/071111295/

一般的に、ここ数年、「太陽光バブルが弾けた」というが、厳密に言うと、開発・工事期間の長い高圧・特別高圧線に連系する案件向けの設備市場は、比較的、堅調に推移しており、「事業用低圧案件市場のバブルが弾けた」というのが実態に近い。田淵電機は、まさに「事業用低圧バブル」に乗って急速に売り上げを伸ばし、その縮小で業績が悪化したとも言える。

さらに苦戦に追い打ちをかけたのが、海外勢のシェア拡大だ。買取価格の低下に従い、低圧案件の市場では、連系出力より容量の多い太陽光パネルを設置する「過積載(積み増し)」が一般化し、その積み増し比率は2倍近くに達している。こうした高倍率の過積載に関し、いち早く対応したのは海外勢だったため、田淵電機とオムロンは、シェアを落としたと見られる。同様の市場で販売を伸ばしたオムロンのPCS事業も赤字になっていることからも、こうした国産の小型PCS勢の逆風が見て取れる。

いつ弾けるかわからない不動産バブルはイケイケな鶏肉レースでありますが、政策・制度の趣旨を鑑みると、今回の固定価格買取制度なバブルはイケイケすべきではない対象であります。

崩壊したバブルに氷水をぶっかけて氷河期にクールダウンさせて追い打ちをかけた、ピンクのネクタイのあの御方と高級会員制高級団体とその中のなんとか代行センターの見事な連携プレーあるいは忖度プレーの影響もあったのではと思いますが、それにしても、イケイケが過ぎてしまったようであります。

ところで、オムロンさんは過積載には比較的シンプルかつスマートに対応されていたように思います(KP55Mは入力電圧の上限が450Vではなく400Vではありましたが、モデルチェンジ後(KP55M2)は450Vになり、電流・電圧の範囲内を守っていただければご自由にどうぞでありました)。

イケイケはさておき、過積載対応については田淵電機さんも取りうる策はあったのではという気がいたします。電流・電圧の範囲内であれば、300%過積載まで対応!なんて謳っておけば、いわゆるピークカットなんてシラネーヨなイケイケ分譲ヤーさんが、イケイケ投資家に・・・なんて、いえいえ、なんでもありません。

昨今の価格データも使ってトリプル過積載のシミュレーションもしてみたのでありますが、コストがもう少し下がれば結構いけるかもであります。DIYとか、中華パネル自己責任で直輸入なんぞをされている方ならいけちゃうかもであります。

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2 thoughts on “最初からわかっている期間限定バブルだったはずでありますが”

  1. 高圧が堅調じゃなくて、待ちすぎ、もうけすぎなだけであります。
    今じゃ、メガソーラーどころか10MWソーラークラス稼働したッていうプレスリリースは買取価格は非公開だらけであります。

    40円とかすごいお値段なんでしょうねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

    もう5年で元とっちゃいますよなw
    ウラヤマケシカラナスギです。

    1. コメントありがとうございます。
      非公開にしたって調べりゃわかるのにという感じではありますが、うらやまけしからんと言われるのがわかっているので非公開なのでありましょう。
      こういうところは野放しで中小零細の野良ソーラーを叩いて「規制してます!」というやり方はいかがなものかと思います。

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