2018.08.31
定期報告に関する指導について(資源エネルギー庁)
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/
当該文書中、設置費用報告を未実施の対象事業者に対して、2018 年 8 月 10 日までに報告を行うよう求めていたところ、当該期限までに報告の実施が確認されなかった事業者の一部に対して、本日(2018 年 8月 31 日)付で経済産業大臣による指導を行いました。
指導の対象となった再生可能エネルギー発電事業者におかれては、2018 年 9 月 20 日までに定期報告の御提出をお願い申し上げます。報告がされない場合、認定取消しとなる可能性があります。
→ 案外早く指導が出たなという感じであります。
FIT申請でルール変更、「接続同意書類」は申請時の提出が必須に
2018年09月04日 07時00分 公開
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1809/04/news044.html
改正FIT法において、大きな変更点の1つとなったのが、認定条件に「電力会社の接続の同意を得ていること」が加わった点だ。ただ、これまで電力会社と系統接続の同意を得ていることを示す接続同意書類の提出は、申請時点での提出を必須としておらず、申請者から当該書類が提出され次第、認定を行うというフローだった。
しかし、こうした運用方法では、接続同意書類が提出されていない申請案件の管理や、接続同意書類が最終的に提出できない申請案件の不要な審査を発生させ、審査期間が長期化する要因となっていた。そこで今回、接続同意書類について、申請時点での提出を必須とする。
申請時の提出を必須とするのは、50kW未満の太陽光発電設備については2018年12月1日以降、それ以外の発電設備については2019年4月1日の申請を対象とする。
→ 18円での申請をお考えの方は早めに動くべきでありますね。
大規模太陽光、入札制足踏み
2回目落札ゼロ、コスト低減進まず
2018/9/5 19:51
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35015470V00C18A9EA1000/
17年秋の第1回入札では1キロワット時17円20銭での落札が出るなど、16年度のFITで決まっていた24円よりも安価な売電があった。ただ、経産省が設定した上限価格(21円)ちょうどでの落札も数件あったことから、今夏の2回目からは結果が出るまで上限価格を伏せることにした。
入札を担った低炭素投資促進機構によると、今回の上限価格は15円50銭だった。
→ 17.20円の1割引で、だいたい15.50円でありますね。(ヒント: 40→36→32→29・27→24→21→18)
【社説】<北海道地震>全道停電 集中は、もろく危うい
2018年9月7日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018090702000170.html
大規模発電所への過度な依存を改め、再生可能エネルギーの活用を視野に発電所の配置を見直し、本州も含めた連携網、つまり需給調整の機能の強化が急務である。現に北海道電は本州からの融通で急場をしのぐという。
→ 火力は規模を小さくしてたくさん建てると発電の効率が落ちるわけで、今度は温室効果ガスガーという問題もあるわけでありますし、建っぱなしで電気は買え買えなインヴェストメント系なソーラーが増えても、需給調整もあったものではないわけでありまして、このへんは識者の方々の建設的な検討を期待したいです。
太陽光発電普及も電力需給バランスに課題 夕方以降に出力急減、安定供給難しく
2018.8.19 13:03
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180819/mca1808191303001-n1.htm
九州電力管内では7月、供給力に占める需要の割合(電力使用率)が午後7時台に「厳しい」とされる95%に達したケースもあった。国は将来的に太陽光など再生可能エネルギーを主力電源にする方針だが、いかに安定供給を維持するかが課題になりそうだ。
→ 現状では火力発電で足りない分を、ということになるわけでありますが、「必要なだけ働け」では、いらない間に生じるコストはだれが負担するのかということは考えないといけません。
九電「出力制御」実施へ 離島除き、全国初
送電網の安定運転
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/267347
家庭用の出力10キロワット未満を除く約2万件が対象となる。暑さがピークを過ぎてエアコンの需要が減る秋口以降、太陽光発電の供給力が需要を大幅に上回り、需給バランスが崩れて送電網の安定運用が難しくなることが要因という。出力制御が実施されれば、離島を除けば全国で初めてとなる。
→ ついにきたかというところではありますが、当然想定内であります。
法律制度Q&A
事業者に責任のない事由で運転開始が遅れてもダメ?
FITの運転開始期限制度の厳しい運用を弁護士が解説
2018/08/30 01:00
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/031400074/082700016/
現在の運用では、事業者に責任のない事由で運転開始が遅れても、特別な考慮はなされません。自然災害によって工事が予定通りに進まなかったり、電力会社による系統工事が遅れて運転開始期限を過ぎてしまった場合でも、運転開始期限は延長されません。
このような厳しい扱いは、太陽光発電において運転開始期限の制度が導入された当初から変わっていません。
→ バシっとお上が「例外なしです」とパブコメの回答か何かに無慈悲に書かれていました。
基礎から学ぶ太陽光発電所の雑草対策(4):
雑草対策の失敗を防ぐ「太陽光発電所版IPM」とは何か?
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1808/15/news004.html
国連食糧農業機関が提唱するIPMをベースに、太陽光発電所版IPMを定義すると、「全ての用いることが可能な防除技術を十分に検討し、それに基づき、病害虫の密度の増加と発生を防ぎつつ、農薬その他防除資材(防草シート、砕石など)の使用量を経済的に正当化できる水準に抑え、かつ人および環境へのリスクを減少しまたは最小とするよう、適切な防除手法を組み合わせること」です。
→ 参考になりそうであります。
再生エネルギーは我々を幸せにするか
伊豆に韓国系資本のソーラーパネル12万枚
2018.08.17
https://www.genron.tv/ch/sakura-live/archives/live?id=525
現状を見れば見るほど、太陽光発電は遠い将来は別として、現時点ではあまりにも深刻な問題を含んでいます。何がどんなふうに問題なのか、自然再生エネルギーを真の意味で成功させるには私たちは何をしなければならないのか。そんなことを話し合いました。
→ 深刻な問題があるのは事実であります。大手さんも中小零細さんも、周囲にご迷惑をかけることのないようにしたいものであります。
2018.9.3 05:00
太陽光発電の悪しき制度「49kWの罠」
https://www.sankei.com/premium/news/180903/prm1809030007-n1.html
だが、伊豆高原のみならず全国各地でいま起きている地元住民の反対運動は、太陽光発電が当初予想から大きく外れて、暴走し始めたことを示している。暴走は、太陽光が悪いからではない。菅氏らの制度設計が欠陥だらけで太陽光発電をボロもうけの手段に貶(おとし)めたからだ。
→ 確かに、ボロ儲けしている方はいるようであります。
業者に莫大(ばくだい)な利益をもたらす枠組みの中でも、とりわけあしき制度が「49キロワットの罠(わな)」である。
→ いやいや、そちらよりも36円とか40円の案件でパネルのお値段が下がった頃合いにおやりになる大きなところのほうが・・・と思います。
資金を提供する小口の買い主以上に大本の開発・建設業者はさらに大きな利益を得ていると考えてよいだろう。彼らに渡る利益は全て、私たちの国民負担だ。再生エネルギーにかかるコストは全て電力料金に上乗せされるからだ。
→ 右から左でピンハネしているようなところは、かけた労力の割には相当に儲かっているのかもしれません。
小規模事業として多めに見てもらえる49キロワット以下の事例で野放図な開発がまかり通るのは当然だろう。樹木を切り倒し、根を抜いても、基礎工事をする必要がない。工事現場の鉄骨を組み立ててその上にパネルをポンポンと載せていくような手抜きの手法が使われる。建築基準法にも該当しないために、どんな傾斜地にも設置できる。配電線の工事も比較的容易に取得できる第2種の資格でできる。除草は高い人件費を払うかわりに強烈な農薬をまいて終わる。
→ 資本主義でインヴェストメントな方々であれば野放図かもしれませんが、一般用電気工作物の工事は第二種電気工事士がやっていいというのは太陽光だから云々ではなく以前からそのように決まっているものであって、ここは食いつくべきところではないように思えます。
再生可能エネルギーの闇…「風力発電」暴風で倒壊、「太陽光発電」水没で感電死の恐れ
2018.9.4
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180904/soc1809040007-n1.html
→ 何事も見出しは重要ではありまして、事実は事実でありますが、再エネそのものが悪いイメージにならないようにお願いしたいものであります。
太陽光発電で新規定 静岡県、環境アセス対象拡大
(2018/9/1 08:10)
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/535096.html
県によると、近年、森林を伐採した山の斜面に太陽光パネルを設置するなど、土地造成を伴わない施工例が増加。環境アセスの“抜け穴”を通るようなケースが見られるとして改正に踏み切った。
→ 改正は当然の流れでありますね。
新幹線を止めた太陽光発電パネルの崩落事故、さっそく神戸市が新たな規制条例
2018年08月23日掲載
https://www.kankyo-business.jp/news/021017.php
骨子案では、市内全域で、出力10kW以上の太陽光発電施設等を地上に設置する際には、市への届出制度を設けることなどが盛り込まれている。ただし、建築物の屋根や工場の敷地内などに設置されるものは除く。
→ 今後設置する野良ソーラーは全部対象届け出よとのことでありまして、妥当な線引であります。野良余剰10年ソーラー(10kW未満)というのもお値段次第では選択肢としてはありではありますが、あまり流行らなさそうでありますし。
追跡第7弾!ケフィアの元関係者が「自転車操業が続いていた」と証言
公開日付:2018.08.31
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20180831_01.html
支払いが遅れている原因については、「太陽光発電はうまくいっていたが、
→ 太陽光「は」うまくいきましたか・・・。
太陽光発電は人を幸せにするのか… 法の規制受けず、反社会勢力、外国の土地買収も
2018.8.30 15:11
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/180830/lif18083015110023-n1.html
反社会的勢力と疑われる人物が関与したり、住宅地に迫る急傾斜地に太陽光パネルが敷き詰められても、住民にはなす術がない。太陽光発電は人を幸せにするのだろうか。
しかも中国や韓国、スペインなどの外国資本が、日本国内で大規模な太陽光発電所の建設に参入した。また、それまでの建設業、産業廃棄物処理業、不動産業、パチンコといった別業種からの参入も急増した。
→ 事実も多く含まれているとは思いますが、やはり産経新聞らしい記事であります。
“ぬりかべ”のように迫る太陽光パネル 「地球にやさしいまち」はいま…
2018.8.30 15:38
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/180830/lif18083015380024-n1.html
渡辺英子・北杜市長が所有する「渡辺第二発電所」=平成29年9月、山梨県北杜市長坂町長坂上条(三枝玄太郎撮影)
→ 市長さんが「発電所」をお持ちでも特に問題がないと思うわけでありますが。
台風で倒壊の風車、鉄筋すべて破断…経産省調査
2018年09月01日 07時51分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180831-OYT1T50173.html
→ 高さ37メートルの割には、基礎が小さいようにも見えますが、結果がどう示されるか、であります。
社是は「老舗にあって老舗にあらず」。 小田原の老舗「鈴廣かまぼこ」が、太陽光発電や森林整備をする理由
2018.08.29
https://hbol.jp/173680
いま、エネルギーを外から購入するために、地域単位で年数百億円のお金を使っています。このお金がどこに流れていくのかというと、中東の国々です。そのお金の1割でもエネルギーの地産地消によって自分たちの地域に還元できたら、地域の課題解決にお金を使うことができるのです。
「地球に優しい」なんて、おこがましいことは思いません。私たちは地球に住まわせてもらっているのです。そのなかで、子供たちが「ずっとここに住みたい」と思うような、大人になってから「ただいま!」と戻ってきたくなるような、「なつかしい地域づくり」をしていきたいと考えています。
→ 零細な当ブログ主もささやかにやっていこうと思います。
水力発電ならぬコンクリート力発電が誕生。瓦礫でも発電できます
2018.08.29 23:00
https://www.gizmodo.jp/2018/08/concrete-blocks-energy.html
火力発電から風力や太陽光の発電まで裾野が広がる中、ダムに頼ってばかりもいられない!と立ち上がったのがスイスの新会社「Vault Energy」です。ダムとポンプの代わりにコンクリートとクレーンを使う新蓄電技術を極秘開発し、米コネチカット州で8月半ばに開かれたイベント「Kent Present」で発表しました。
→ 視点としてはおもしろそうでありまして、揚水発電のような立地の制約もない点はよさげではありますが、どこまでコストを下げられるかというところが鍵でありましょうか。
使用済み太陽光パネルの適正処理企業 JPEAが一覧公開
科学&新技術 BP速報
2018/8/31 20:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34818410R30C18A8000000/
一覧表については、2018年7月の西日本豪雨の後、被災した太陽光パネルの円滑な処理に寄与する狙いから、被災地域近辺の廃棄物中間処理会社の一覧を作成し、JPEAのウェブサイト上に掲載した。今回の一覧表は、その全国拡大版と位置付けている。
→ 事業者の方も、事業者のようなものの方も、イケイケ投資家の方も、20年間か、その先までもかはさておき、最後はきれいに片付けたいものです。
荒廃した山にソーラー発電設置、収益金は貧困家庭に配分 河北
2018年9月1日 15:33 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]
http://www.afpbb.com/articles/-/3187465
荒廃した山々にソーラー発電所を設置し、太陽光発電産業の育成を進めている。
→ 「荒廃した山々」とのことでありますから、その有効活用という意味では意義があるのではとは思いますが、アンチな方々からすると景観問題であったり、あとは安全面では大丈夫なのかなという気もいたします。
2018/09/04 05:00
メガソーラー探訪
「最低でも30年」目指す、杜の都のメガソーラー
太陽光が急増する仙台市西部、背景に「建物は不可」な条例
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/302960/090300161/
→ 30年、当ブログ主も目指したいと思います。
<原発のない国へ 福島からの風>土壌汚染 帰還進まぬ飯舘村 農業先端地へ再出発
2018年9月4日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201809/CK2018090402000135.html
菅野さんはこれらAI機器の電気を将来は自然エネルギーで賄いたい考えだ。まだ避難先の伊達市から農場に通う菅野さんだが、村内の再建中の自宅には太陽光パネルを設置。蓄電池も導入し電気を自給自足する「独立電源」(オフグリッド)を実現する計画だ。既に用水路で発電する小力発電で近くの街路灯に電気を送っている。「もともと農家は水車などの身近な自然エネルギーをつかってきた。原発に頼らなくてもエネルギーは自給できる」と菅野さんは話す。
→ この流れは大きくしたいものであります。
2018-08-29 15:00:00 更新
当社による未着工太陽光発電所の権利を保有する合同会社出資持分の売却に関するお知らせ
http://release.itmedia.co.jp/release/sj/2018/08/29/a24284ff23ea31a0687ecd3ad6232404.html
売却価額につきましては、売却先の意向により公表を控えさせていただきま すが、売却に伴う連結売上高の増加額は、直前連結会計年度の連結売上高 (3,730 百万円)の 10%に相当する額
→ 発電設備2つ分の売電権のようなものの持ち分1/3でお値段が3.73億円ということでありましょうか。これはかなりインベストメントな資本主義であります。
(5)資本金 2 円
(5)資本金 1 万円
→ えっ?
四電 米で火力発電
2018年08月25日
https://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20180824-OYTNT50259.html
→ 米を燃やして火力発電なわけがないと思ったら、アメリカで火力発電でありました。
コメント
いい加減、40円、36円やら32円などのうまうま過ぎてさらに
10MW以上あるような電圧変動へ異常な影響を与えそうな未稼働案件については蓄電池併設で、安定供給義務をつけるべきだと思うんですが、なんでやらんのでしょうね?
電気事業法の趣旨からいえば遡及効にはならんと思うのですが。値段も下げるわけではなくて電気事業者なら当たり前の電気の安定供給を守るってことなんですから。
あと稼働済みでもIRRがウマウマすぎる癖に系統に出力調整なしで垂れ流しの大型案件とかも。
コメントありがとうございます。
声の大きな人たちの既得権益には手を出せないから、中小零細を締め付けて「ちゃんと取り締まってます」と世間にアピールしたいのでありましょう。
お上にはウマウマ過ぎるところにもしっかり切り込んでもらいたいところです。