32円以上剥奪?とか、昨今のお上を知るには


新聞報道等でちょいとかじって、それだけの情報でぴーちくぱーちくな感じな方もいるようでありますが、ぴーちくぱーちくするなら新聞報道等ではなく、お上の資料をまずよく読むべきであります。新聞報道等だと、新聞社とか新聞記者の意向とか、アジビラ作成者の意図が混ざっていることあったりするわけでありまして、これからお上が何をしようとしているかは、お上の出しているものからお察しくださいであります。

お上が作ったものに、お上が選んだ委員の方がご意見を申し上げている段階でありまして、決まった事項ではないというのがいちおう建前ではありますが、そうは言っても、お上が作ったものに、お上が選んだ委員の方がご意見を出しても大きく方向は変わらないというのは、いい大人ですから、世の中の仕組みです。

第9回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会/電力・ガス事業分科会 再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会
開催日
2018年10月15日
http://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/009.html

6年も前のウマウマ単価でこれから安いパネルなどで20年国民負担でチュウチュウ吸おうというのはさすがに世論もお上も許さないわけでありまして、事業ですから、お上とも世論とも仲良くね、であります。仲良くするためには、ただのぴーちくぱーちくではなく、それなりに説得力のある主張でないといけないと思うわけであります。

ところで、もうひとつなホットなトピック、例の九州のアレ(×抑制 ○制御)であります。太陽光や風力は出力が上がったり下がっりするのは、そういうものなのでありましてこれは当然のことであります。これの出力を制御するのはけしからん、1kWhでも残らず買い取れだとか、原子力反対!火力発電も完全に止めて再エネは全部買い取れなどとプンスカしている人たちは、まず、「制御しなくていいだけの容量=つまり1年のうち限られた期間しか使われなくても増やさないといけない送変電設備の容量」を作るコストのことをしっかり意識をしたほうがよいのではと思うわけであります。逆の見方をすると、出力を制御するという前提であれば、より多くの再エネの導入が可能なわけであります。

まあ、お上は原子力優先だからそうするんだろ言っても、お上としては「そうですが何か?」「3E+Sですが何か」「準国産エネルギーですが何か?」だと思いますが。

で、「なんだよ、その準国産って、なんで純国産じゃないんだよ」という方も、そうでない方も、クリッククリックであっち側とかこっち側の世論を確認するべくすばらしいブログの数々をお訪ねくださいであります。

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■ お知らせ(1)
太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。ねぎソーラーの頃は恵まれていたんだなあとひしひしであります。

■■ お知らせ(2)
最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しないもの・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの・いわゆる過積載のいわゆるピークカットをシミュレーションでまともにやっていないのに実績自慢をするような例)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、土地賃料を抜いて利回りを計算したり、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。また、支払い条件(特に多額の前払いの要求・多額でなくても要注意ですが)にも十分ご注意ください。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。

■■■ お知らせ(3)
次回の太陽光発電メンテナンス研究会(TMK03)はおそらく11月はなさそうです。情報交換会(JK)時代も含めて、初の12月開催の「年を忘れる会」になりそうであります。例のとおり水曜日開催で年末謝恩会費割引か、土曜日開催でエクストリーム長居に臨むかは未定であります。


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