「メガソーラーを「14円」で実施する条件とは?」だそうでありますが


タイトルは「メガソーラーを・・・」でありますが、97kWという数字がちらほらとありまして、ダブル過積載級の低圧のお話も混ざっているようであります。

2019/01/31 05:00
「再エネビジネス」最前線
メガソーラーを「14円」で実施する条件とは?
<第14回>2019年度以降を睨んだシステム費用と設備利用率
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/112100151/

今回経済産業省が14円/kWhの根拠として採用した設備利用率17.2%はかなり立地の良い所であると言える。

分母がパネルの容量なのかパワコンの容量なのかで変わってきますが、仮にパネル容量をベースだとすると「かなり」どころか、「それって無理」の世界のように思えます。

  • 1年間は8,760時間であります。(24時間×365日)
  • 1kWのパネルが8,760kWh発電すれば設備利用率は100%であります。
  • その17.2%ということは1,568kWhであります。
  • 1日あたりにすると4.3kWhであります。
  • なんだ、4.3kWhなら長野の南のほうとか日射量が素晴らしいところならいけるんじゃね?と思われる方もいるかもでありますが、そうではありません。日射量×パネル容量にいろいろなロスで80%くらいをかけた値がだいたいの発電量でありますが、この80%が考慮されていません
  • この80%を考慮すると日射量は5.37kWh/sq.m・日以上でないといけません。
  • これは日本国内ではまず無理でありましょう。

ということで日射量が見込めなければ、その分他でコストダウンなり、期待する利益を小さくするなりする必要があります。

パワコン容量がベースであれば、関東平野などでもこの「17.2%」に届く可能性は十分あります。日射量は3.90kWh/sq.m・日くらいの場所で140%程度の過積載をすればよいわけであります。しかし、パワコン容量での「システム費用18.2万円/kW」はさすがに無理であります。世間のお値段はパネル容量ベース(99kW)で「ダブル過積載級で13万円/kW」あたりな勢いであります。140%程度の過積載(70kW)であればパネル容量ベースで14万円/kW程度、パワコン容量ベースで20万円/kW程度になるのではと思います。土地やらフェンスやら負担金やらも全部込みで18.2万円/kWは、ちんまり系中小零細野良ソーラー事業者や野良ソーラー投機家にはかなり無理筋のように思えます。

ということで、いろいろと思うところはありますが、14円じゃあよほどいろいろな条件に恵まれないと無理なんだなーということであります。お行儀よくがんばっていただける方にはがんばっていただきたいなあとは思うところであります。当ブログ主もご縁があれば・・・でありますが、おいしい物件は上流のみなさんがおいしくいただかれて、当ブログ主のような下流に流れてくるのはク●物件が多いと肝には命じておかねばであります。

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