低圧野良ソーラーは早ければ2020年から全量売りできなくなるってよ


こういう「早ければ」は低圧野良ソーラー憎しのお上的には「全力で早く禁止してしまえ」ではないかと思うわけであります。

「低圧はFITの全量売電ができなくなる」 太陽光発電の意見交換会で周知
2019年12月05日掲載
https://www.kankyo-business.jp/news/023636.php

太陽光発電協会(JPEA)は12月4日、都内で第2回太陽光発電システム意見交換会を開いた。協会からの報告では、10-50kWの小出力太陽光発電について、制度改正により早ければ2020年度から固定価格買取制度(FIT)による全量売りができなくなることを紹介し、「(多くの人が)2020年度から50kW未満での野立てをできなくなることを知らない」として、参加者に対し周知への協力を訴えた。

「経過措置は無しの方向、広く伝えて」
現在FIT制度の抜本改正について「再生可能エネルギー主力電源化制度改革小委員会」で審議が行われている。低圧として系統接続される50kW未満の太陽光発電は「地域活用電源」の「自家消費型」として位置付けられ、FIT認定には「自家消費」と「レジリエント」が要件となる。

2020年度からは10kW以上50kW未満の全量買取は新規ではだめだぞ、ということだと思いますが、じゃあかけこみでいわゆる分譲でも・・・というあせりも、収益面やら品質面でいい結果にならない感じがいたします。無理をしないのが一番であります。

一定以上の自家消費率が要件として課せられそうでありますが、30%とか50%とか案は出ているようであります。消費してしまえば電気としては消えてなくなるものでありますから、発電した量も確実に捕捉できないと、特にこの業界、イケナイことをするような人も現れる可能性があるわけでありまして、あまり複雑な仕組みにしてまたお調子者が余計なことを考えるスキを与えることのないような制度設計をお願いしたいところであります。

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■ お知らせ(1)

太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。ねぎソーラーの頃は恵まれていたんだなあとひしひしであります。

■■ お知らせ(2)

最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しないもの・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの・いわゆる過積載のいわゆるピークカットをシミュレーションでまともにやっていないのに実績自慢をするような例)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、土地賃料を抜いて利回りを計算したり、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。また、支払い条件(特に多額の前払いの要求・多額でなくても要注意ですが)にも十分ご注意ください。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。


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