規模を追っても逆ザヤでは意味がないわけでありますが(2) 14円案件


約4年に一度の2月29日でありますが、みなさま、いかがお過ごしでありましょうか。

さて、低圧野立て太陽光投資のラストチャンスとばかりに、一部では煽りも入っている14円分譲案件であります。14円に限ったことではないわけでありまして、18円なんかもある

ようではありますが。

  • 利回り10%なら10年で初期投資を回収して、20年目には累計で投資額の2倍の収入だからウマウマ
  • 利回り6%とか7%とかの不動産投資よりもウマウマ

なんて煽りを信じて疑わない方は当ブログをご愛顧いただいている方の中には、もはやいらっしゃらないのではと思いますが、念のためリマインドであります。

  • 土地や設備の固定資産税、草刈りや防草シートなどの雑草対策、損害保険料、発電量遠隔監視システムや監視カメラ、これらの通信費、借入金の金利を考えると、そんなにウマウマにはならない
  • 都市部での不動産投資なら建物はボロくなってもそれなりの土地が残りますが、太陽光は田舎の土地で二束三文な土地あるいは「負動産」が残るわけで、不動産投資と太陽光発電投資は表面利回りだけでの比較は適切でない

きちんとご自身で売上予測(発電量シミュレーション)と、経費予測、すなわち収支計算をして案件を選ばないと、もしかするとこんなことになるかもしれません。

  • 土地を仕入れて権利をとって施工業者さんに工事させるお仕事の方 税引前利益200万円
  • 下請け施工業者さん 税引前利益200万円
  • 雑草と戦わないといけない発電事業者 雑草と格闘して税引前(固定資産税は経費として払った後)20年間累計利益300万円

とはいえ、ウマウマではなくても、14円案件というのは非FIT案件への一つの大きなステップでありまして、非FITでもやるぞくらいの勢いのある方、やるぞとまでは気合は

なくても将来のためにノウハウは蓄積したい方にとっては、興味のあるところではないかと思うわけであります。

同じ初期投資であれば以前よりもパネルの容量が大きくできるわけでありますから、20年を超えて事業をするぞという方にとってはFITが切れたあとの売り上げをより期待できるわけであります。その点からは意味チャンス(差が出るのはかなり先のではありますが)であります。

イケイケ投機家の方には、ちょいと慎重に・よく計算してからどうぞと言いたいわけであります。投資家の方やら事業家の方であれば収支計算をされていると思いますので、有意義な案件を掴んでくださいと思うわけであります。

さっぱり儲からない案件にまで手を出すことで規模を追って、労力は増えても手残りが期待はずれなんてことは、往々にしてありがちであります。買取単価が低かったり、分譲案件で商流がアレだったりすると特に、であります。ま、アレでなくてもたんまりとということもあるようではありますが。

まあいろいろとありますが、当ブログ主的には家庭菜園的な感じでこぢんまりと太陽光発電に関心をもちつつではあるのですが、本格的にされている方々のブログは参考になるわけであります。と、いうことで、こちらをクリックで素晴らしいブログの数々をお訪ねください。

にほんブログ村 環境ブログ 風力発電・太陽光発電へ 


■ お知らせ(1)

3月4日(水曜日)に予定をしておりましたTMK13 (第13回太陽光発電メンテナンス研究会)は、あべ首相のジューシー、じゃなかった、自粛メッセージとはあまり関係なく、しかしながら、昨今の情勢が国税庁が確定申告の期限を延ばすくらいの事態であることを鑑み、延期させていただくことにいたしました。ご了承ください。

■■ お知らせ(2)

太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。ねぎソーラーの頃は恵まれていたんだなあとひしひしであります。

■■■ お知らせ(3)

最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しないもの・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの・いわゆる過積載のいわゆるピークカットをシミュレーションでまともにやっていないのに実績自慢をするような例)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、土地賃料を抜いて利回りを計算したり、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。また、支払い条件(特に多額の前払いの要求・多額でなくても要注意ですが)にも十分ご注意ください。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。


About the author

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

2020年2月
« 1月   3月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
242526272829