いよいよ9月、売電収入も寂しくなってくる季節でありますが、アメリカのバイデンさんとトランプさんはどうなるのでありましょうか。
太陽光発電事業クラスタとしてはバイデンさんというのはお名前の縁起はよさげでありますが、トランプさんのイケイケ強欲やりたい放題っぷりも気になるところでありますね、どちらもお会いしたことがないのでよくわかりませんが。当たり前だ。
ところで世界を席巻するトランプタワーシリーズでありますが、日本唯一のトランプタワーが「トランプタワー京急蒲田」、「羽田へのアクセスが抜群な上、広さも兼ね備えた1RでCAに絶大な人気を博して」いるそうであります。名前の由来は13階建てってことでそこからトランプにしたってことで、トランプさんとは関係ないみたいでありますが。
さて、そんなトランプさん並みに資金があったり、パネル増量分の施工単価が十二分に安かったりするならぜひやってみたいのがクアドプル過積載、4倍過積載であります。エクストリーム過積載とか、ダブル過積載とか、トリプル過積載とかどこが出どころかはよくわからない単語がある程度一般的に?出回る今日このごろですが、クアドプル過積載はごく限られた範囲でしか使われていない、はず、の単語であります。だからなんだって。
当ブログではクアドプル過積載は2年前にネタとして計算をしていました。式をコピペして表にしただけですが。
エクストリーム膨大なデータでトリプル過積載((新)エクストリーム過積載)過積載率300%に挑む (2)
http://www.rokutech.jp/blog/2018/02/08/new_extreme_2/
日射量はMETPV-11の勝沼のデータ(1時間毎の日射量)を使用し、これに、季節ごとにJPEA様推奨の温度補正係数(80~90%)と、パワコンの変換効率やその他のロスなどを含めて95%をかけて、パワコン容量を超える分はカット。これを1年8,760時間分足し合わせて年間の総発電量として、これとカット前のものをもとにいわゆるピークカット率(「ポイ率」)を計算しました。
2年前に計算していたのは間隔を十分にとった場合のピークカット率でありますが、間隔を詰めた場合はどうなるのかのグラフを、今回、トリプル過積載と同様に作ってみました。つか、また数字をいじってるだけでありますが。あ、昔の計算は勝沼でしたが、今回のグラフシリーズ(笑)は茨城県内某所であります。納豆よりもシャインマスカットのほうが好きですが。
結果は想像通りなのですが、ここまでやればパネルの傾斜は想定発電量にほとんど影響しないという感じであります。傾斜角が大きいほうが汚れとか雪が落ちやすいというのはありますからそのあたりは環境次第で判断ではありますが、土地が限られていて積雪もほとんどない地域であれば、20度にこだわる全く必要はなく、10度くらいで十分よさげであります。5度にしてえげつない詰め込みをするよりは10度にしたほうがいいんでない?ではありますが。
トリプルでもクアドプルでもイケイケな方も、ダブルくらいで投資効率重視の方も、「パワコンはパネルの容量の半分でいいんだろ、パワコン代が減ってラッキー!」とちょっと勘違いされている業者さんみたいな方も、みなさま以下のバナーから参考になるかもしれないブログの数々をお訪ねください。
■ お知らせ(1)
業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。
■■ お知らせ(2)
物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。
■■■ お知らせ(3)
固定資産税のお支払いでポイントなどを貯めるお話ならnanacoとかファミペイの話を、イケイケな過積載に挑むなら方位角・傾斜角各種対応の過積載のいわゆる「ピークカット」率の参考資料をどうぞであります。
■■■■ お知らせ(4)
オンラインではないほうのTMK13 (第13回太陽光発電メンテナンス研究会)の開催は、早くても11月(忘年会)以降でありますが、昨今の事情から年内はもう無理かもしれません。オンラインなほうのTMKオンラインについては、毎月(12月を除く)の開催の予定、次回のTMKオンライン(TMKオンライン02)は9月30日(水曜日) 20:45からの予定であります。
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