土地代が高い案件ってどうなの?


9月になってもやっぱり暑かったり、今度は台風だったりと大変な今日このごろですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、そんな今日このごろですが、とある業者さんから低圧連系の太陽光発電設備物件の売り込みメールが。稼働後数年が経過した32円案件で、北関東方面の某市、500坪弱の宅地、それなりの駅から徒歩5分以内。土地の資産価値・担保価値ありますよということのようであります。

つーか、これ、「固定資産税負け」しそうじゃありませんか、それに土地は生かしてなんぼでありまして、発電事業終了後に「自分で使う」「人に使ってもらう(貸す)」「人の売る」のいずれもできなければ、まさに「負動産」になりそうでありまして、ずっしりな固定資産税からは逃れられない物件であります。このエリアの不動産市況に明るい方でないとうかつに手を出すのは・・・であります。また「担保価値」と言っても、担保価値があるだけでは銀行さんも¥を貸してくれるわけではないと思うわけでありまして、そのあたりはどうなのでありましょう。弱小零細泡沫インディーズでも地方都市の宅地のようなもので借りられるものなのでありましょうか。

資料を見ると土地の固定資産税が年間20万円超きゃーであります。

続けられる限りは売電を続けるのが正解だとは思いますが、いつかは考えないといけない土地の「出口」出口にたどり着くまで難航したときの固定資産税とか、ご近所にご迷惑をおかけしないようにするための経費(草刈りとか)もコストとしてみておかないといけないわけであります。

  • 土地の固定資産税が高い
  • 土地の流動性が低い(簡単に売れなさそう)

一方が該当する土地は要注意でありますが、両方が該当すればさらに要注意であります。地方都市なりにでもある程度栄えている場所であればまだしも、今更買い手がつかなさそうな田舎のほうのさびれたそれなりの道路沿いや鉄道駅の近くで、固定資産税だけはしっかり高いような土地というのはさらに要注意であります。固定資産税は重要な地方の税収源でありますから、さびれたからといってそう簡単には安くなりませんから、それ以上にその場所での事業でしっかり稼げるか、土地を手放すのに時間がかかった場合でも耐えられるかという検討が必要になるわけであります。

基準はひとそれぞれでありますが、土地代やら後々の固定資産税が負担になってしまうことも考えて、表面利回りだけで判断をするのではなく、「土地代」「5年分の土地の固定資産税」の合計が「2年分の売電収入」以下であること、みたいな条件での判断も必要なのではと思うわけであります。

ちなみにその売り込みメールの案件でありますが、「土地代」「5年分の土地の固定資産税」の合計は3年分の売電収入以上ではという感じでありました。売れずに塩漬けになってしまうと苦しそうでありますね。そうでなくても事業としてもかなり厳しい案件でありましたが、どエンドな弱小零細泡沫インディーズにメールでやってくるような案件なので、そう美味しい話はありません。

案件選びは冷静に。以下のバナーから太陽光発電クラスタの様々な方々の経験談やら失敗談やら、いろいろな教訓をどうぞであります。
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■ お知らせ(1)

業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。

■■ お知らせ(2)

物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。

■■■ お知らせ(3)

固定資産税のお支払いでポイントなどを貯めるお話ならnanacoとかファミペイの話を、イケイケな過積載に挑むなら方位角・傾斜角各種対応の過積載のいわゆる「ピークカット」率の参考資料をどうぞであります。

■■■■ お知らせ(4)

オンラインではないほうのTMK13 (第13回太陽光発電メンテナンス研究会)の開催は、早くても11月(忘年会)以降でありますが、昨今の事情から年内はもう無理かもしれません。オンラインなほうのTMKオンラインについては、毎月(12月を除く)の開催の予定、次回のTMKオンライン(TMKオンライン02)は9月30日(水曜日) 20:45からの予定であります。


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