とりあえず監視カメラ、密林は闇の世界へようこそ。(1)


太陽光発電設備をご自宅からちょいと離れたところに遠隔地にお持ちに方も少なくないと思います。雑草の成長具合であったり、積雪具合であったり、その他いろいろをちょいと覗きたいときに便利なのがIPカメラ(ネットワークカメラ)であります。中でもレコーダー不要、IPアドレスも気にしなくてよい(P2P)タイプのものは、電源を確保して、既存のLANにえいっとつないで、ちょいとスマートフォンの設定して、ええいのえいっとで使えるようなものであります。1台つけておけば気になることがあっても毎回見に行かずとも、ちょいと確認できるわけでありまして、なかなかお手軽であります。

防犯カメラというと、どこかにレコーダーがあってそこから何台かカメラがつながっていて、記録はレコーダーにされるというものが一般的でありますが、当ブログご愛読の方はケチな方が多い節約志向な方が多いわけであります。カメラを何台も付けてカメラによるセキュリティに力を入れようとすると、それだけ配線工事が必要になって、カメラの台数も増えて、記憶容量も必要になって、それを遠隔で見るとなるとそれなりの回線速度も必要になるわけでありまして・・・ということで、こういったちょいと本格的なレコーダーありの構成の防犯カメラはこの記事の対象の外ととさせていただきます。

なお、この記事で対象にするIPカメラ(P2Pタイプ)は1台1万円前後のものでありますが、中華だか和風だかわからない「日本製!」「防犯設備士在籍!」がホームページにたくさん書いてある系の業者さん(全部の品物が日本製ですとは書いていない)のホームページで見た感じでは、レコーダー+屋外用カメラ4台で5万円以下のものもあるわけでありまして、レコーダーありの機材自体は検討外になるほど高いわけではありません

格安SIMとLTEルーターでインターネット回線を準備して、中華IPカメラでえいっと覗けるようにしちゃうよくらいの勢いでありますので、セキュリティ意識が高い方はこの記事の対象外であります。セキュリティは重要なのことは言うまでもありませんが、費用対効果というか、リスクとの兼ね合いとかそのへんをいろいろと考えてのことでありますからよろしくお願い申し上げます。ペコリ

当ブログ主は情報セキュリティアドミニストレータ(俗称「中級シスアド」・そんな試験あったっけ?な扱いも)とか、情報セキュリティマネジメント(第1回の試験では高度資格持ちなオッサンなどの大量の記念受験により合格率が88%で「資格試験の意味があるのか?」な評価も)あたりの資格持ちではありますが、中華製品のコスパにはやはりなびいてしまいます。それでええんかいな。

さて、当ブログ主はいわゆる中華IPカメラを12台持っているわけでありますが、購入の検討に際して、まず、頭に入れておいていただいたほうがよいことをまとめてみました。

  • 繰り返しになりますがセキュリティ意識が高い方にはおすすめしません。この記事に記載のカメラ・アプリは何らかの形で東アジア系の海外サーバーへの接続をしています。信用するか妥協するか関わらないかは自己責任でご判断ください。
  • しつこいですが、セキュリティ上の問題から、少なくとも映像が世界にばらまかれては困るようなものが映るような場所に設置するカメラとしては絶対におすすめしません。雑草の具合だとか、発電設備の全景などを眺めるための使用に限っておくことをおすすめします。
  • 中華カメラに限らず中華製品は予算に応じた幅広い品質で応えてくれます。激安品の品質はそれなり、あるいはそれなり以下でありまして「そんな金額でまともな品質のものを買えるわけないアルよ」でありますから、とにかく安ければよい、値切れるだけ値切ってやる、儲けられるだけ儲けてやる系な投資家クラスタの一角でえげつないことをされているような方は特にお気をつけください。実際に買って使っている方や試した見た系「人柱」からのおすすめはある程度は参考になります
  • ただし、レビューは信頼してはいけません。Amazonのレビューのサクラをチェックするさくらチェッカーによると「ドーム型防犯カメラカテゴリではサクラ製品が全体の78%を占めており、通常製品の方が少ない非常に危険なカテゴリ」「スタンダード型防犯カメラカテゴリではサクラ製品が全体の80%を占めており、通常製品の方が少ない非常に危険なカテゴリ。」とのことであります。ネット通販の闇、東アジア系インターネットショップ経営者の巣窟であります。なんだよ、令和最新式って。

では、機種選びについてであります。

カメラ検討のポイントは、

  • 屋内向けか、屋外でも利用可能か?
  • 電源はコンセント接続か、コンセント接続不要(ソーラーパネル+バッテリー)か? – 特にバッテリーは消耗品です。20年持つかは相当に「?」です。まあ中華IPカメラ自体がどうなんだと言ってしまえばそのとおりでありますが。
  • 接続方法は有線LANか、無線LANか? – 有線のほうが安心感はありますが配線やその保護のコストがかかります。
  • パン・チルト(レンズの向きを遠隔で動かせるか)やズームの有無は? – あったほうが便利でありますが故障のリスクも上がるかもであります。
  • レンズの視野角は十分に広いか? – 魚眼レンズの機種もあります。これも見える範囲が広いという点では便利でありますね。
  • 夜間撮影はできるか?動体検知機能はあるか? – 必要であれば、でありますね。ただし動体検知機能が敏感すぎで感度設定ができない機種だと通知だらけになることも。
  • 解像度の設定はできるか、できない場合、解像度が過小・過大ではないか? – 過大だとデータ量多めでありまして格安SIMなインターネット環境では映像の表示に時間がかかるわけです。
  • 記憶媒体・記憶容量・記録可能時間は? – 動体検知をすると録画するとか、あるいは常時録画で容量がいっぱいになれば古いものから削除とか様々でありますが、SDカードであれば自分でニーズに合わせて容量を選べます。ただ、SDカードだと抜かれてしまうと証拠映像がっ、という問題はあります。
  • スマートフォン・パソコンでの閲覧は可能か、アプリは何か? – アプリそのものの信頼性は重要でありますし、カメラの台数を増やす予定の方は同じアプリで管理できる方が便利でありますね。
  • カメラを現場で設置・固定する方法は? – 取り付けのための部品が付属していることも多いです。ご自身の設置環境に合うか、合わない場合は他の方法でなんとかなりそうか、大きすぎたり重すぎないか、そんなところがチェックポイントであります。

あたりでありましょうか。

インターネット接続環境とスマホがあれば設定・接続・運用が可能という感じでありますが、設定方法は機種により様々であります。中には「ネットワーク未接続時(初回設定時など)は有線LANでのネットワーク接続必須・同じネットワークに接続したスマホまたはパソコンから設定する必要あり」なんてものありますから、お求めになる前によく確認が必要であります。

ともかく、格安SIMにLTEルータ、それに中華IPカメラと、これらを動かすための電気があれば動かせるわけでありまして、フリマアプリ界の西成あたりで探せばとりあえずなら初期費用1万円ちょいくらいからでも構築可能かもであります。

具体的な機器についてはそのうちまとめたいと思います。

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