つまんねー(by チコちゃん・5ちゃい)記事に煽り系のタイトルを付けて、ネットサーファー(笑)のみなさんに無駄なご足労をかけるのは好きではないので、控えめなタイトルです。目立ってもいいことはないですし。
さて、パネル(太陽電池の合計容量)の増設といえば「3%または3kWの小さい方」未満というのは極めて有名な話でありまして、当ブログ主をご覧の方であれば、昨年の紅白歌合戦で石川さゆりさんが歌ったのは「津軽海峡・冬景色」だったか「天城越え」だったかどっちだったか、今年はどっちなのか、ということよりも正答率は高そうな話題であります。例の法則どおりであれば、今年は12回目の「天城越え」の予定です。
そこらへんのやんちゃな方々とはちがって、当ブログをご覧の方は良識ある大人のみなさんでありますから、「3kW未満ずつ増設したらセーフじゃね?」なんてことについて、「そんなのできるわけないじゃん」ということは当然想像できるわけです、常識的には。良識ある大人ですから。(しつこい)
と、いうことは、現在の太陽電池の合計容量に対して「3%または3kWの少ないほう」未満なら買取価格変更の対象にはならない、ではない、ということであります。
では、何に対して(いつの時点の現在の太陽電池の合計容量に対して)「3%または3kWの少ないほう」未満なら買取価格変更の対象にならないのか。お上や、記録が残るような方法では回答は絶対にしないJピーAの下請けセンター(JP-AC)にご確認の上、最終的にはご自身の判断でお願いしたいのでありますが、参考になりそうなものを下に置いておきますね。
<変更内容ごとの変更手続の整理表>
(2020年7月22日 更新)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/dl/fit_2017/henkou_seirihyou.pdf
太陽電池に係る事項(製造事業者名/種類/変換効率/型式番号/枚数/合計出力)
パネルの型式を変更する場合は、JP-AC太陽光パネル登録リストに登載されているパネルを指定して下さい。
変更の基準となる合計出力は、2017年度以降の認定については新規認定取得時、2016年度以前の認定については新制度への移行手続時に登録する「太陽電池の合計出力」とします。ただし、新規認定取得後または新制度への移行手続後から2017年8月30日までに変更認定申請または事前変更届出を提出し太陽電池の合計出力を変更した場合は、変更後の値が基準合計出力となります。また、2017年8月31日以降に価格変更の伴う太陽電池の合計出力の変更をした場合は、変更後の値が基準合計出力となります。
例えば、2017年度以降に新規認定をどーんと120kWで受けている案件で、2017年8月31日以降にイケイケ過積載の夢から覚めて正気を取り戻したので、99kWに減らした(20%未満の減なので「価格変更の伴う太陽電池の合計出力の変更」には該当しない)ような案件とか、いわゆる増設規制前にえいっと太陽電池の合計容量を増量してその後にやっぱり減量している案件であれば、お隣の農家のおじさんが「この土地を買ってくれよう」と言ってきたときにいろいろと検討できるような余地があるかもでありますね。
いちおう参考になりそうなメモをおいておきますね。
- 2012(H24)年度: 40
- 2013(H25)年度: 36
- 2014(H26)年度: 32
- 2015(H27)年度: 29/27
- 2016(H28)年度: 24
- 2017(H29)年度: 21
- 2018(H30)年度: 18
- 2019(H31/R1)年度: 14
- 2020(R2)年度: 13/12
- 新制度: 2017(H29)/4/1から
- 事後的過積載規制: 2017(H29)/8/31から
ピコーンと来た方も、何もないと・・・という方も、みなさまなかよく、とりあえず、以下のリンクアイコンから情報収集をどうぞであります。
■ お知らせ(1)
業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。
■■ お知らせ(2)
物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。
■■■ お知らせ(3)
固定資産税のお支払いでポイントなどを貯めるお話ならnanacoとかファミペイの話を、イケイケな過積載に挑むなら方位角・傾斜角各種対応の過積載のいわゆる「ピークカット」率の参考資料をどうぞであります。
■■■■ お知らせ(4)
オンラインではないほうのTMK13 (第13回太陽光発電メンテナンス研究会)の開催は昨今の込み入った事情により来年以降とさせていただきます。オンラインなほうのTMKオンラインについては、毎月(12月を除く)の開催の予定、次回のTMKオンライン(TMKオンライン04)はいよいよ来週、11月25日(水曜日) 20:45からの予定です。
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