昔もネタにしましたが昔のことなんてきっと忘れられているので、もう一度。ネタ回し使いしても、あんまり読者いないからばれないからねw
さて、モトは十分とれると思っているので、結構両面受光パネルが好きな当ブログ主です。両面ガラスだとなおよしですが、裏は透明のバックシートでも、お値段以上、に鳥忠ホームズであります。おはようございます!(個人の感想です)
片面だけのパネルであればどのくらい発電するんですかね?という計算は結構シンプルであります。影がかからなければ、パラメータとなるもので大きいのは日射量くらいであります。気温だとか、パワコンの変換効率だとか、その他いろいろなロスもパラメータではありますが、えいえいえいっとやってもそんなに大外れはしないわけであります。
両面となると、裏にどのくらいの光があたるのかが追加で生じるパラメータでありますが、そうなると、パネルの設置高さ、地表面がどのくらい反射しやすいか、アレイ(平たく言えば架台)の間隔なんぞも、裏面の明るさに関わってくるわけでありまして、計算するのもちょいと面倒でありますし、これ、計算する作業でお金いただけるんですかというと、だいたい捨て台詞をいただいて(中略)な予感(特に不動産投資クラスタの方で両目が¥マークになっている方)であります。
当ブログ主的にはいろいろな経験上でありますが、
- パネルの最低地上高は80cm(高くするのはコストがかかりますが下にもぐって作業することも考えるとこのくらいはほしいところ)、
- 防草シートは通常のものの上に白い反射しやすいものを追加敷設(白いもので10年くらい持つようなものはなかなか見つかりませんので、白いもの1枚だけというのはどうかなと)、
- 間隔は冬でも日射のよい昼間は影がかからないくらい(土地代がやや高めなところで事業をすることを想定して間隔はやや詰め気味・横置き4段10度ないし15度で2m間隔とか)、
で、年間総発電量が5%とか10%増しは十分ありかなという感じでおります。たっぷり過積載をされるのが昨今のトレンドです(ほれ、昔から25%マシマシしておけって言ってたじゃないですか)が、発電量を引き上げる余地が大きいのは冬場でありまして、その点からも、敷地に余裕があれば冬場でも影がかからないくらいの間隔をとることがおすすめであります。(土地がある程度広ければ、ですよ。)
では、要点をもう一度。
- パネルの高さは高めに。
- 防草シートで反射はさせたほうがいよいかと。
- パネルの裏が影で真っ暗にならないような詰め過ぎはおすすめしません。
えっ、ソース? KKD、勘と経験と度胸ですよ。
そんなのやだという方は、日本語ではなく、英語で検索されるといろいろなデータが見つかります。
- “Bifacial”と、
- “Photovoltaic”とか、”PV”とか、”Solar”とかと、
- “Module”とか、”Panel”とかと、
- お好みで、”Distance”とか、”Tilt Angle”とか、”Clearance”とか、”Height”あたりの単語を組み合わせて
検索するとよいです。え? 英語がわからない? それならば、上記の単語で、画像を検索するとなんとなく意味がわかりそうなグラフが引っかかりますからよく読んでみてください。すごいね、Google 先生。つか、両面受光パネル、日本語の情報少なすぎ。
とはいえ、日本でも研究熱心な方がいろいろとまとめてくださっているので、ありがたく参照するとよいですよ。そんなブログ探しは以下をクリックでどうぞであります。
■ お知らせ(1)
業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。
■■ お知らせ(2)
物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。
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固定資産税のお支払いでポイントなどを貯めるお話ならnanacoとかファミペイの話を、イケイケな過積載に挑むなら方位角・傾斜角各種対応の過積載のいわゆる「ピークカット」率の参考資料をどうぞであります。
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オンラインではないほうのTMK13 (第13回太陽光発電メンテナンス研究会)も、オンラインなほうのTMKオンラインも、今年中の開催は終了しました。TMK13は例の新コロの状況次第、TMKオンライン05は2021年1月下旬の水曜日開催予定です。
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