来年度の買取価格等の委員長案という名の、だいたいこれで決定が出ましたね。第67回調達価格等算定委員会。


なんとかあんり議員が有罪判決だそうでありますが、あんりといえばこっちでしょと思う当ブログ主です。アラフォーホイホイですね。

さて、「と、委員のみなさんが決めたからこれで」「と、委員のみなさんが決めたから尊重」「と、委員のみなさんが決めたので尊重しているので文句言わないで」の、毎年恒例のお知らせであります。ちなみに昨年度はここであります。

第67回 調達価格等算定委員会
https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/067.html

開催日
2021年1月22日

開催資料
配布資料一覧(PDF形式:132KB)PDFファイル
議事次第(PDF形式:85KB)PDFファイル
委員名簿(PDF形式:154KB)PDFファイル
資料1 令和3年度以降の調達価格等に関する意見(案)(PDF形式:3,819KB)PDFファイル
資料1の2 令和3年度以降の調達価格及び調達期間についての委員長案(PDF形式:294KB)

結論を読みたい方はこちらから、であります。

令和3年度以降(2021年度以降)の調達価格等についての委員長案
https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/067_01_02.pdf

②太陽光発電(10kW以上50kW未満):
※ 2021年度・2022年度について、2020年度の自家消費型の地域活用要件を据え置き。

これは2021年度は12円、2022年度は11円だそうであります。(いずれも消費税別)

③太陽光発電(50kW以上250kW未満):

これは2021年度は11円、2022年度は10円だそうであります。50kW未満より1円offでありますね。(いずれも消費税別)

解体等積立基準額(太陽光(10kW以上)):

認定年度(注2) (参考)調達価格/基準価格 解体等積立基準額
2012年度 40円/kWh 1.62円/kWh
2013年度 36円/kWh 1.40円/kWh
2014年度 32円/kWh 1.28円/kWh
2015年度 29円/kWh 27円/kWh 1.25円/kWh
2016年度 24円/kWh 1.09円/kWh
2017年度 入札対象外 21円/kWh 0.99円/kWh
2018年度 入札対象外 18円/kWh 0.80円/kWh
2019年度 入札対象外 14円/kWh 0.66円/kWh
(注2)簡易的に認定年度を記載しているが、調達価格/基準価格の算定において想定されている廃棄等費用を積み立てるという観点から、実際には、適用される調達価格/基準価格に対応する解体等積立基準額が適用されることとする。なお、参考として記載している調達価格については「+消費税」を省略している。

今年度はじめて登場した基準額のご意見でありますが、10kW以上の太陽光はそろそろ売電収入の4~5%ほど積立という名の強制徴収(国営ねずみ講みたいに溶かしたりしないかが心配)の覚悟しとけよってことであります。

ちなみに、

①太陽光発電(10kW未満):

これは、2021年度は19円、2022年度は17円だそうでありますが、こちらはいずれも消費税込みであります。太陽光したいしたいけど低圧野立は地域活用要件がクリアできないし、10kW未満でがんばるぞ系の方におかれましては、消費税込みであることにご注意ください。

委員長のご意見とか事務方のご意向がかなり入っている、お上が、最近何を考えているのかを味わいたい方はこちらもじっくりお読みください。つか、再エネによる発電を事業としてするならさらりとでも読んでおきたいものでありますよ。

令和3年度以降の調達価格等に関する意見(案)
https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/067_01_00.pdf

「業界団体ヒアリング」が何度か出てきますが、「どんな業界団体なのかな?」「まともなこと言っているのかな?」がちょっと不安であります。

ということでありますが、土地などのご縁があってまだまだ事業拡大ができるみなさんはがんばってくださいであります。当ブログ主は陰キャながら応援いたします。

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