どこまで詰めるか、久々にグラフを作ってみました、ダブル過積載版。(2)


次はトリプル過積載版かと思わせておいて、前回のダブル過積載版の続きであります。

今度は、一定の設置スペースを想定して、同じピッチ(間隔ではなく、アレイの最前列から、次のアレイの最前列までの距離)で4段架台を設置する場合に、パネルの傾斜角を何度にすると発電量がどうなるか、というグラフであります。

前提条件は前回と同じでありまして、地点は茨城県内某所であります。

「パネル傾斜角10度・5.8m」(前回の高さに対する倍率に換算すると、2.4倍程度です)の場合の発電量を100%としています。

エクストリームなイケイケ詰め込みはせずに、敷地に制約があるなら素直に傾斜角を小さくして、「冬でも昼間は影があまりかからないような間隔にしておくのが吉」と言えるようなグラフであります。

  • 敷地の制約が厳しく、4段のパネル間の通路相当部分を1m以下にしないといけないようなケース(ピッチ5.0mとか)であれば、5度がよさげであります。当然といえば当然なのでありますが、相当詰め込んでも安定した発電量の5度であります。
  • 0.9m程度間隔を確保できる(ピッチ5.0m程度以上)なら5度よりも10度の発電量が、計算上では大きくなりそうであります。(10度の場合の高さ0.7mの1.3倍程度)
  • 1.3m程度間隔を確保できる(ピッチ5.4m程度以上)なら10度よりも15度の発電量が、計算上では大きくなりそうであります。(15度の場合の高さ1.0mの1.3倍程度)
  • 1.9m程度間隔を確保できる(ピッチ6.0m程度以上)なら15度よりも20度の発電量が、計算上では大きくなりそうであります。(20度の場合の高さ1.4mの1.3倍程度)

ただし、上記はすべて計算上の値でありますが、「1.3倍」は冬は昼間でも最前列のパネルの一部に影がかかっている状態であります。影の影響による発電量の低下はストリング構成によっても変わってきますから、安全側に考えて上記の間隔や「1.3倍」よりも間隔に余裕をもたせておきたいところであります。また、両面受光パネルであれば、裏面にもなるべく光を入れたいところですから、やはり余裕をもったほうがよいわけであります。(あまり長時間、影がかかるのは推奨されませんし。)

前回の結論とも重なりますが、冬でも昼間の比較的発電量時間帯は影がかからない「1.8倍」(※茨城県内某所のデータを使っているため・もっと北のほうでしたらさらに間隔があったほうがよいです)を最低確保したいラインの目安にするのが、影の影響がストリング構成によって大きく出てしまうリスクを下げますし、安全側でもあります。

グラフでは、5度の場合は4.7m、10度の場合は5.3m、15度の場合では5.9m、20度の場合では、6.5mあたりよりも詰めると発電量の落ち込みがやや大きくなっているのが読み取れます。ここがちょうど冬でも昼間の比較的発電量時間帯は影がかからない「1.8倍」のところでありまして、これよりも詰めると影の影響がより多くなることでストリング構成等によって発電量が大きく落ち込む可能性がより大きくなるわけであります。

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