期限は3月9日まで、といえば、こちらも。


例によっていらすとやさんからいただいたイラストはイメージです。イメージですからね。イメージですよ。

さて、強制積み立て等のパブコメ募集も3月9日まででありますが、こちらも委託先の公募も3月9日までであります。(こちらはお昼までですが。)

令和3年度「固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務(10kW以上50kW未満太陽光発電設備の認定申請に係る代行申請等及びそれらに係る関連業務)」に係る企画競争(委託先の公募)について
https://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer/2020/20210216_002.html

2.業務内容
10kW以上50kW未満太陽光発電事業計画認定申請に係る代行申請業務
提出された資料の保管等
FIT事業管理システムの利用方法等に関する啓発
コールセンターの設置
申請・審査等における法的対応検討業務
新たな制度の事前相談業務
その他附帯業務等

応募しようという方は当ブログなんぞ見ていないと思いますが、この業務をされる組織にお世話になっている方も、お世話をしている方も、事業の足を引っ張られている方も、どのようなお仕事ということになっているのか、募集要項からちょっと裏側を垣間見ることはよいことでありますね。

令和3年度固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務(10kW以上50kW未満太陽
光発電設備の認定申請に係る代行申請等及び賦課金の特例に係る負担動向分析等業務並びにそれ
らに係る関連業務)に係る企画競争募集要領
https://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer/2020/data/20210216_002_01.pdf

以下の要領で広く募集します。

効率的・安定的な運用をできる組織から、「広く」応募があればよいですね、と思いますが、さて・・・?

なお、本業務に係る申請等の令和3年度の件数は令和元年度の実績をベースに年間約11万件近くを見込んでおり、また、そのうち約4万6千件は繁忙期(令和3年11月から令和4年1月上旬頃(令和2年度申請締切日))に申請等があると見込んでいる。

そりゃ、年度の最後3か月を受付しない期間にしていれば、その前の2か月が繁忙になるのは当然でありますね。

意思確認後、申請内容が認定基準に適合しているかどうかを審査する。審査にあたり、申請内容が、認定基準に適合しない場合で、軽微な修正であって代行申請者が修正可能なものについては代行申請者が修正し、それ以外の修正が必要な場合については申請内容の不備として設備設置者に連絡し、申請者に内容の確認及び修正を求める。認定基準に適合しているか不明な場合は、適宜資源エネルギー庁に判断を求める。

不備の理由を文書で、法令その他基準に基づいて明確に示すこともお願いしたいですね。「不備」でないものを「不備」にして、「不備じゃなかったから」出し直せとか平気で言ってくるような組織は本件業務には不適切だと思います。

提出された書面は、手続完了後も保管する。なお、平成29年度以降提出された過去の申請等の書類が段ボール(幅41cm×奥行33cm×高さ31cm)で 171 箱あり、それらを施錠できる保管場所に保管できるよう保管場所の確保も行う。

結構な分量でありますね。

全国の工務店等の申請者に対し、FIT 事業管理システムによる申請等に係る正しい操作方法、メニューの選択方法、入力方法及び当該処理の全体の流れ等について、啓発活動を実施する。

「不備を減らそう」ですか? 「減らそう」以前に使いやすい、わかりやすいシステムでお願いしたいです。

② 1回当たりの対応時間が10分未満の問合わせ等へ対応が可能になるように体制を整備する。
③ 放棄率は20%以下を目標とし、電話がつながりにくい場合でも問合せを受け付けることを可能とし、迅速な回答が行えるよう電話回線及び人員などの体制を整備する。

「安さ日本一への挑戦」みたいな言うだけなら自由な目標なのか、実際にこれに近い体制なのか、最近はどうなのかはよくわかりませんが、昨今後出しジャンケンが横行しているので、来年度以降はさらに申請も減るのではと思います。

④ 陳情や苦情などの対応に時間を要する内容については、別の専用電話に切り替えるなどの対策を図ることにより、通常の問い合わせについて、適切に対応が図られる対策を講じる。

クレーマーが長時間回線を占有することへの対策もぬかりなく、は重要でありますが、文句のひとつやふたつやみっつくらい言いたい人がたくさんいるのはなんでだろう。日頃の・・・?

原則として廃棄等費用は外部積立てされることとなるが、要件を満たす者が希望した場合、内部積立ても認められることとなっている。そのため、令和4年4月の改正法の施行に先立ち、既FIT認定設備の設備設置者で、内部積立を希望する者に対し、令和3年度より内部積立て要件の該当性等について事前相談の受付を予定している。(全ての電源種を想定し最大で年間1千件程度を想定)
このため、同制度への移行手続きについて、設備設置者等から代行申請に係る同意を受け、申請内容を適切なものとし、不備がない状態にて経済産業局に対し手続を行う者(以下「手続代行業務者」という。)として、(1)と同様に申請内容の確認、審査、取りまとめ及び代行申請を行う。
なお、事前相談の受付は令和3年8月頃からを予定している。

ずいぶん親切でありますね。事前相談なんかなしで、一発勝負で、要件に満たさない者、書類不備なら外部積み立てでいいんじゃないですか。つか、事前相談なんぞしなくてもよいようなわかりやすい仕組みを作ればいいわけでありまして、まあ、また何か大人の事情とかがあるんでしょうか。

(3)予算規模:693,000,000円を上限とします。なお、最終的な実施内容、契約金額については、経済産業省と調整した上で決定することとします。

約7億円だそうです。きちんと仕事をお願いしたいですね。

(1)審査方法
採択にあたっては、第三者の有識者で構成される委員会で審査を行い決定します。

委員会のメンバーは当然お上のご意向で選ばれるわけでありまして、さも中立のような印象を与えるようなことを無理にしなくても、ええ、どうせ決まってるんでしょ、毎年やっているところに。経験があるってことで。

⑪事業費総額に対する再委託費の割合が50%を超えないか。超える場合は、相当な理由があるか(「再委託費率が50%を超える理由書」を作成し提出すること)。

経済産業省×再委託といえば、これを思い出しますね。あのときは feat. 広告代理店みたいなアレでしたが、今回はどうなのでありましょうか。知らんけど。

なお、お問い合わせの際は、件名(題名)を必ず「令和3年度固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務(10kW以上50kW未満太陽光発電設備の認定申請に係る代行申請等及び賦課金の特例に係る負担動向分析等業務並びにそれらに係る関連業務)」としてください。他の件名(題名)ではお問い合わせに回答できない場合があります。

メールの件名をご指定する意図、お気持ちは大変よくわかるのでありますが、この長いメール件名、「令和3年度固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務(10kW以上50kW未満太陽光発電設備の認定申請に係る代行申請等及び賦課金の特例に係る負担動向分析等業務並びにそれらに係る関連業務)」はなんと98文字!。これもどうかと思うのですが・・・。

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