年間48万円の負担で夢の負動産が手に入ります、気をつけたい新築マンション投資。


ウマウマ投資として太陽光発電投資に目をつけられた方の中には次の投資は何にしようかと物色されている方もいらっしゃると思います。当ブログ主的には、そのへんの草でも刈って売電収入を維持でのんびりがいいのではと思いますが、全力でレバレッジ系の方も少なくないようであります。

攻め続けることができることはうらやましいのですが、攻めることありきで、怪しい投資、負けが決まっている投資には近づかないように気をつけたいものです。

年収500万の36歳会社員、4000万で「投資用マンション」を買って「破滅」したワケhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/86357?page=2

セミナー参加後、主催会社から「良い物件があります」と新築ワンルームマンションを紹介され、「節税になる」「家賃保証もする」「老後は不労所得が得られる」と甘い言葉をささやかれ、あれよあれよという間に契約に至りました。

  • 「良い物件」→捕まえたカモに「良い物件」をほいほい紹介する理由なんてどこにもありません。
  • 「節税になる」→大前提として出ていくお金(経費・損金)があるから税金は安くなるのです。何もないのに税金は安くなりません。
  • 「家賃保証もする」→何年間は保証はするけど当然見直されて下がっていきます。つか、一民間企業が何十年も保証するって信じます?
  • 「老後は不労所得が得られる」→所得を得たいなら働け。つか、築うん十年の資産価値の低い不動産(負動産)で労せずに所得なんて無視がよすぎます。

ということで、タイトルだけで展開が読める方も少なくないと思います。基本、向こうから売り込みにくるようような投資商品、宣伝をじゃんじゃんやっている投資商品はだいたいアレという認識をお持ちの方であれば引っかかりにくいのではと思いますが、十分お気をつけください。「よい投資をする」に比べると「投資をしない」は劣る選択肢かもしれませんが、「悪い投資をする」と比較すると「投資をしない」も立派な選択肢の1つです。

年収500万の36歳会社員、4000万円の「マンション投資」のせいで地獄を見たワケ
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86358?imp=0

数年経ったのち、Aさんは結婚をすることになり、新居を購入しようとします。ところが、返済中の投資用マンションのローンや赤字となっている不動産所得のせいで、希望する金額の住宅ローンが組めません

住宅ローンの審査では、前年の年収を基にいくらのローンが借り入れできるか判断されますが、不動産所得が赤字となっていれば、その分給与収入から減らされてしまいます。また、返済中のローンがあれば、その返済額も合算されて審査されるのが一般的です。

具体的な評価方法なり、最終的な判定基準は金融機関等でそれぞれではありますが、お金を借りるときの評価項目自体はごくごく当たり前のものです。収入が少ない、事業が赤字ならマイナス評価、変なところから借金していればマイナス評価、ローンの返済があればマイナス評価。これが世の中の仕組みであります。

将来お金を借りる予定のある方はなお慎重に、です。「結婚前にこさえた借金が原因で、住宅ローンが通らない」では家庭内でソーシャルディスタンスができてしまいます。ふんどしロゴ入りコンビニ会員カード兼リボ払い初期設定クレジットカードに落ちた、日本氏ねくらいなら、ブログのネタにするくらいで済みますが。

FP2級持ち、貸金業務取扱主任者持ち(試験は通ったけど未登録)としては、ご縁があればこの資格を次はとってみたいです。「高度な審査能力」「適正な与信」「審査業務に対する社会的評価や信頼」って素敵じゃありませんか。そもそも養分物件ですってばとか(ちがう)。

クレディッター
https://www.j-credit.or.jp/license/exam/creditor.html

クレディッター(クレジット審査業務能力検定一般コース)は、審査業務に携わる担当者が、初期及び途上与信の基礎知識と関係法令を修得し、多重・多額債務者の発生防止に努めるとともに、プライバシー保護の重要性などを学ぶことを目的として、平成3年度に創設され、毎年約1,500人が資格を目指して受験しています。

対象者
当協会の会員企業及び団体またはこれに関連のある企業等の職員である者
当協会会員の代表者の推薦のある者

シニアクレディッター
https://www.j-credit.or.jp/license/exam/senior.html

シニアクレディッター(クレジット審査業務能力検定上級コース)は、審査業務に携わる担当者が、幅広い知識と高度な審査能力や専門知識を修得し、適正な与信に努め、審査業務に対する社会的評価や信頼を高めることを目的として、平成5年度に創設され、毎年約1,000人が資格を目指して受験しています。

対象者
当協会の会員企業及び団体またはこれに関連のある企業等の職員である者
当協会会員の代表者の推薦のある者

「当協会の会員企業及び団体またはこれに関連のある企業等の職員」ではないので、対象になるためには、「当協会会員の代表者の推薦」がないといけないわけですが、推薦のツテがあればお願いします、ぜひぜひ。

高度な審査能力に興味がある!という方も、審査以前にそもそも信用力をアップ!という方も、こちらのリンクアイコンをクリックでアクティブな方々の活動を知れるブログの数々をお訪ねください。
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■ お知らせ(1)

業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。

■■ お知らせ(2)

物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。

■■■ お知らせ(3)

固定資産税のお支払いでポイントなどを貯めるお話ならnanacoとかファミペイの話を、イケイケな過積載に挑むなら方位角・傾斜角各種対応の過積載のいわゆる「ピークカット」率の参考資料(METPV-20データ利用)をどうぞであります。

■■■■ お知らせ(4)

次回のTMKオンライン(TMKオンライン12)はたぶん8月27日(金曜日)開催です。オンラインではないほうのTMK (太陽光発電メンテナンス研究会)の次回開催は新コロの状況次第ですが、2021年11月以降開催になりそうです。


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