夏の終わりが近づいては来ましたが、まだまだ油断ならない雑草どもです。
さて、多くの方がお使いなのがグリホサート41%の除草剤かと思います。500mL入りとかのボトルでホムセンでもよく見かけます。商品名がグリホなんとかということも多いです。「非農耕地専用」なら500mLで以前は298円なんてものもありましたが、最近ではお値段も上がって400円くらいかなという感じであります。「農薬」登録のあるものなら500mLで900円くらいかなという感じですから、1リットルだと1,800円くらいでありましょうか。サンフーロンあたりが有名であります。
「非農耕地専用」と称している除草剤はお安いのではありますが、「農薬」登録のあるものとは明確に区別しないといけません。周りに農作物などの栽培をしていなければ「非農耕地専用」と称するものでもよいことが多いわけではありますが、お近くに農作物などの栽培されている場所がある場合には特に気をつけたいものであります。
さて、このグリホサートでありますが、効きにくい雑草もあるようです。また、グリホサートばかりを使っていると雑草の種類によっては耐性もできるようであります。
ということで、液体の除草剤でグリホサート以外のもので・・・で、ホムセンなどでもよく見かけるのがグルホシネート18.5%の除草剤であります。ぐりとぐるであります。「非農耕地専用」なら500mLで1,500円程度、「農薬」登録のあるバスタとかザクサなら1リットルとか2リットルで買えば1Lあたり3,500円前後から買えそうであります。
ここで、「農薬」登録のあるもので比較をしてみると、お値段で考えると、グルホシネート(バスタやザクサ)よりもグリホサート(サンフーロン)のほうがかなりお安く見えます。が、実際に使うときに推奨の濃さも確認してみましょう。
「ぐり」代表のサンフーロンの用法です。イメージだったので大事なところをかいつまむと、多年生雑草は10a(1,000平方メートル)あたり1,000mLを100リットルに水に薄めて、スギナは10aあたり2,000mLを50から100リットルの水に薄めて、ということです。多年草雑草なら100倍、スギナなら25倍から50倍が用法のようであります。10a(1,000平方メートル)あたりという記載が、「低圧野良ソーラー草刈りだけをメンテナンスだと思っている系投資家」とか、「圧が低めのおとなしい発電事業者」にも優しいです。
次に、「ぐる」代表のザクサの用法をみてみましょう。多年生雑草の場合には10aあたり1リットルから2リットルを使うということになっています。1リットルとか2リットルを100倍に薄めて100リットルとか200リットルにして散布してね、ということかなと思います。
適用病害虫 使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 適用場所 散布液量 グルホシネート及びグルホシネートPを含む農薬の総使用回数
多年生雑草
1000~2000mL/10a
植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布
雑草生育期
3回以内
公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地、のり面、鉄道等
100~200L/10a
3回以内
・・・ということで、多年草雑草が相手なら100倍が用法ということはほぼ同じでありました。
「ぐりとぐる」のお値段の比較でありますが、「農薬」登録のあるものという前提の比較では、多年草雑草に対して10aあたり1リットルくらいなら、1回あたり「1,800円か3,500円」かの違いでありますから、年3回で「5,000円か10,000円」の差であります。この差くらいであれば適切に組み合わせることで効率的に草をやっつけられるのなら安いものではないかなと思いました。
えっ、「非農耕地専用」のぐりと比較しろって? 1回あたり「800円か3,500円」、年3回で「2,000円ちょっとか10,000円」かの違いであります。確かに差は大きい。悩ましい・。
あと今年はもうあと1回は雑草対策が必要かな、そんなシーズンでありますね。
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