ソーラエッジでリパワリング、おいくら万円?(1)


当ブログ主のような中小零細泡沫にとって、見積もりを取るというのは一苦労であります。

中小零細泡沫は相手にしねーよという対応をするぴーもありましたし、得体の知れないところとは直接取り引きをしませんよというところもありますし、それってお断りですよねということを数字で伝えるお見積りをいただいたりなんてこともあったりなかったりであります。

そんな中、ようやくまともそうな業者さんに出会えても、そのお値段が妥当かどうかは何かと比較をしたいところ。ある程度の相場観がわかれば、大変ラクチンであります。

ということで、ここではソーラーエッジでリパワリングのご予算感について探ってみたいと思います。発電設備をいろいろリニューアルとかして発電量アップ!でありますが、今回もいらすとやさんからイラストをお借りしました。

太陽光発電設備のリパワリング、パネルを新しく、両面受光のものに変えるなんてことや、パワコンは変換効率の高いものに変えるとか、いろいろとやりようはあるわけですが、今回はパネルはそのままで、ソーラーエッジ導入(パワコンの交換・オプティマイザーの導入)を検討してみましょう。パネル自体はそのまま使う想定です。

  • パワコンを交換する
  • オプティマイザーを取り付ける
  • ストリング構成を変更する

モデルケースとして、こんな感じの、たぶん5年とか6年くらい前にあったような感じの設備です。オレンジ色で示した部分は見積もり依頼・金額想定の際に特に重要な部分であります。

  • パネルは320W/枚。
  • 架台は、パネル4段15列。これが5組。
  • なので、パネルの合計枚数は60枚×5組で300枚、合計96kW。
  • 既存パワコンは三相9.9kWパワコン5台、集電盤のそばに並んで設置。
  • ストリング構成は、12直列5並列(架台1組分)がパワコン1台分、これが5組。
  • インターネット接続は必要なルーターなど環境は準備済み、有線LANのケーブルを挿せばネットにつながる状態。

さて、この条件でおいくらくらいでできるものでありましょうか。

続きは次回!であります。
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■ お知らせ(1)

業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。

■■ お知らせ(2)

物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。

■■■ お知らせ(3)

例の会こと、TMK(太陽光発電メンテナンス研究会)。第14回目となるTMK14は2023年5月31日(水曜日)開催です。今度は何の話題で盛り上がるかはわかりませんが、話題にしたいものをお持ち込みになればそれが話題になります。


コメント

  1. ガンガン より:

    まあ、今のままでパネルKWあたり1100KWhが年間出る場合は、ほとんど費用対効果でないんですけどね・・。

    正直、周辺の樹木の影などに悩まされていて、趣味レーション、いやシミュレーションに達しない場合ぐらいかな?費用対効果がでるのは。

    悪い品物ではないですが、完全な投資用の野立てではほぼ趣味品です。
    立地がすべてですね。日照と周りの環境が大切。

    • fppvfppv より:

      コメントありがとうございます。
      理屈の上では効果がありそうですが、相当な過積載率だとその効果も半減でありまして、さらにオプティマイザーがぽろぽろとお壊れになる(当ブログ主の経験)なので、
      コスパだけだと単相であの中華メーカーのあのパワコンで行くのが鉄板なのでしょうねと思います。

      ただ、オプティマイザー単位で発電量が見られるとか、かっこいいじゃありませんか。
      今のところ、パネルの不具合を見つけるよりも、オプティマイザーの不具合が先に見つかってばかりですが(涙)。

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