TIGO Energy (タイゴエナジー)について(2016/09/18更新)

Q これって儲かりますか?

Aこの質問が一番多いのですが、「ええ、儲かりますよ」とお答えして、「つけたけど、いくら儲かったかよくわからん!」などと怒られるのは、当ブログ主にとって非常につまらないので、この質問はお答えしません。儲かるかどうかはさておき、弊社としては「発電量の最適化による売電収入アップ」「パネル1枚1枚を監視できるので点検が楽ちん」「20年間のトータルコストを考えると他の発電量遠隔監視システムと比較してその差はまあリーズナブル」と判断したので買ってみた、というところです。あとはご自身でご検討ください。

Q TIGO Energyって何ですか?

A 影がかかったり故障していたりといったパネルは、そのパネル以外の他のパネルの発電量にも影響を及ぼします。これらの影響をなるべく小さくして「発電量の最適化」をするのが、TIGO Energyです。影の影響で電流が流れにくくなっている場所による、ストリング全体への影響をなるべく小さくする、というイメージでありますね。また、「パネル1枚1枚の発電状況・電流・電圧を監視」できますので、不具合の生じているパネルの特定もしやすくなります。

Q TIGO Energy ってどう読みますか?

「タイゴエナジー」でよろしいかと思います。「タイコ(大鼓)」だとか「ダイゴ(醍醐)」だとか「ちご(稚児)」とかと、読んであげないでください。なんだか和風です。

Q どういう理屈ですか?

A 「MMU(マキシマイザーマネジメントユニット)」が、「マキシマイザー」から情報を集めて、それをもとに、「マキシマイザー」に対していろいろと指示をしているようです。難しいことはお手数ですがメーカーさん・取扱店さんにおたずねください。

Q どういうシステム構成ですか?

A 「MMU(マキシマイザーマネジメントユニット)」「ゲートウェイ」「マキシマイザー」から構成されます。MMU 1個でパネル360枚まで制御できます。MMUと「ゲートウェイ」との間はケーブル(市販品・CPEVケーブル2P)で通信、「ゲートウェイ」と「マキシマイザー」とは無線通信をします。現行の「マキシマイザー」にはパネルを2枚接続できます。「ゲートウェイ」からの無線通信の可能な距離は半径12メートルだったり15メートルだったりします。

なので、50kW程度の低圧の太陽光発電設備に後付けするなら、必要な機材は以下のとおりです。(最近はいくつかのパネルメーカーさんからマキシマイザー機能を内蔵しているパネルが「スマートモジュール」と称して売られているので、こちらのほうが安くて取り付けの手間も少なくて済みますからおすすめであります。) なお、このほかに、「MMU(マキシマイザーマネジメントユニット)」への電源供給、インターネット接続環境、CPEVケーブルやその保護管なども必要です。

  • 「MMU(マキシマイザーマネジメントユニット)」: 1個
  • 「ゲートウェイ」: 2~4個程度
  • 「マキシマイザー」:  「各ストリングのパネルの枚数÷2 (端数は切り上げ)」の合計

Q いくらくらいですか?

機材の総額の目安としては「パネル1枚につき7,000円くらい」で計算をされると大外れをしないように思います。(パネル200枚なら140万円) 施工費やその他材料費は別途です。

なお、後付けするよりも、「マキシマイザー」の機能を内蔵しているパネル(「スマートモジュール」)を買ったほうが割安でありますので、意中のパネルメーカーさんがそのようなパネルを出されている場合にはそちらを検討されたほうがよいかと思います。(「同じメーカー」「同じ種類(例: 単結晶から別の単結晶への変更)」「変換効率が下がらない」を満たせば、型番の変更や上記の機能付きの「スマートモジュール」パネルに変更をしても、設備認定のルール上、パネルの変更をしても買取単価の変更はされません。)

Q どこで買えますか?

A 代理店さんがいくつかあるそうですので、そちらにお問い合わせください。弊社は代理店でもなんでもありませんし、紹介しても何かもらえるわけではありませんから、めんどくさい質問は送ってこないでください。また、これじゃあ見積もり取れませんよというレベルの情報を送られて見積もりちょうだいと言われても困りますのでいじめないでください。

Q 納期はどのくらいかかりますか?・いつから検討を開始すればいいですか?

A 納期がかかることもあるようですので、早いほうがよいです。後付のTIGO Energyなら納期の3か月前くらいには、スマートモジュールならパネルを決めるときに問い合わせは開始されたほうがよいかと思います。

Q 既存の発電設備への取り付けも可能ですか?

A 可能です。ただし、パネルの線のつなぎかえ作業が結構大変ですから、できれば設備の新設時に行うほうがよいかと思います。といいますか、新設時にするくらいなら上記の「スマートモジュール」を検討されたほうがよいかと思います。

Q 取り扱っている業者さんを紹介してください?

お金も責任も一切絡まないという条件で、後付のTIGOであれば紹介はします。後のやり取りはご自身でお願いします。うちは何かもらえるわけでもありませんし、いい思いができるわけでもないので、「どうせ紹介料とってるんでしょ」みたいなメールはやめてください。以下のものをそろえてお知らせいただければ、当ブログ主から業者さんに連絡をして、返信はお問い合わせをいただいた方に行くように手配をいたします。

  • 業者さんからの連絡方法・連絡先(業者さんからにお伝えしていいもの)
  • パワコンとパネルのメーカー・型番・数量
  • ストリング構成(何枚が直列つなぎになっていてパワコン入力がいくつ使われているか)
  • 敷地の配置図(敷地の大きさ・パネルの位置関係がわかるもの)

Q 他社の某商品(SE)についてどう思いますか?

A TIGO Energy (タイゴエナジー)はメーカーさん・取扱店さんとも、弊社のような弱小零細をかまってくれるので、ありがたいことです。あとはお察しください。ただ、システム構成がちがうので、システム構成や目的によっては某商品のほうがコスト面で優位になるケースもあるかもしれません。

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