今日から5月であります。ということで、連系して2か月の「両面受光パネル×ソーラーエッジ×果樹園用の反射シートなソーラー」の発電量であります。
2月末に連系した当ブログ主の個人名義の発電所「両面受光パネル×ソーラーエッジ×果樹園用の反射シートなソーラー」でありますが、土地がちょいと小さめということもありまして両面でたっぷり発電、ソーラーエッジで少々の影でもイケイケ&両面のパフォーマンスを引き出して、果樹園的に反射シートも使えばさらにウマウマ?ということでありまして、当然、相応にコストはかけてはいるわけではありますが、一部、価値観の異なる方からはかなり冷たいお言葉をいただきましたが、気にしません。わが道を行きたいものです。
と、いうことで、3月・4月の発電量の比較であります。近くに比較対象になる両面ではないとか、反射シートがないとかの設備があればきちんと比較できるのですが、きちんと比較するつもりはあまりない、ざっくりとした比較でいいやであります。比較対象は甲府盆地の南の果ての弊社の「えびソーラー2号」であります。
「両面受光パネル×ソーラーエッジ×果樹園用の反射シートなソーラー」
- 関東平野の北のほう
- とある両面受光パネル 「えびソーラー2号」より4%ほど少なめ
- パワコンはソーラーエッジ三相24.75kW×2台
- 果樹園用の反射シート
- パネルの方位角は真南から西へ8度ほど・傾斜角は12度
「えびソーラー 2号」
- 甲府盆地の南の果て
- トリナ多結晶 265W×264枚 (69.96kW)
- パワコンはSMA単相4.5kW×11台
- パネルの方位角は真南から東へ33度ほど・傾斜角は10度(264枚中160枚) ※傾斜角20度や、真南向きのパネルもあり
では発電量です。どちらも遠隔監視のデータで、暦月で揃えました。
「両面受光パネル×ソーラーエッジ×果樹園用の反射シートなソーラー」
- 3月: 9,266kWh
- 4月: 9,806kWh
「えびソーラー 2号」
- 3月: 8,155kWh
- 4月: 9,211kWh
条件が異なるわけでありまして比較対象にならないこともないような、そんな感じの比較であります。どう判断されるかはみなさまにおまかせでありますが、甲府盆地の南の果てよりもパネルの容量が少ないにも関わらず、関東平野の北のほうでそれ以上の発電をしているわけでありまして、「両面受光パネル×ソーラーエッジ×果樹園用の反射シートなソーラー」の効果が出ているのかなということで当ブログ主的には、十分満足であります。
何事も「やってみた」は重要でありますね。ということで、いろいろなブロガーのみなさんの「やってみた」はこちらをクリックしてどうぞであります。
■ お知らせ(1)
弊社の発電設備の発電量・過去の実績は弊社発電設備の発電実績 から、ご覧いただけます。なお、「ねぎ」「えび 1号」では TIGO Energyにより DC側発電量のみを監視しておりますので、DC側発電量を実際の売電量(AC側)に換算される場合には0.9くらいをかけてください。
■■ お知らせ(2)
太陽光発電の設備の設計や購入に関するご相談をいただくことがときどきあります。技術的なご相談はお受けできることもありますが、特定の案件に関するご質問で検討・回答に時間がかかるようなものをタダでいくらでもというわけにはいかないことはご理解ください。ブログのネタにできるような一般的なご質問は結構お答えできるかもしれません。また、業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界・業者さんはだいたい(中略)」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。信販審査通ってもアレ、公庫の融資審査通ってもまたアレ、こっそり見積もりの金額を上げられたり、こっちが発注しますといってから1割近くも値段を上げられたり、インターネットがつながらない状態で遠隔監視システムを中途半端にそこに物理的に付けただけで(以下略)などなど、業者さん選びの引きの弱さは自信があります。そんなわけで業者さんの信用状態のことは当ブログ主は聞かないほうがいいと思います。ねぎソーラーの頃は恵まれていたんだなあとひしひしであります。
■■■ お知らせ(3)
最近、分譲物件のご購入に関するご相談を多くいただいております。利回りだけを見て検討されていると思われるケースが少なくないようでありますが、メーカーさんや業者さんがまともな根拠もなくシミュレーションをしていると思われる例(「実績」と言いながら近くに比較対象になっているべき設備が存在しないもの・明らかに発電量を多く盛りすぎと思われるもの・いわゆる過積載のいわゆるピークカットをシミュレーションでまともにやっていないのに実績自慢をするような例)や、土地代が含まれていないのに土地付きとかなんじゃそりゃというものもあったりしますし、土地賃料を抜いて利回りを計算したり、利回りを2倍近くに盛っている例もありました。シミュレーションやそれをもとにした想定利回りは「シミュレーションなので保障しません」でなんとでも言い逃れができるものではあります。イケイケなのか下請けに丸投げなのか担当者が勝手にやり放題なのか、結構いい加減な会社さんもこの業界には少なくないようであります。また、支払い条件(特に多額の前払いの要求・多額でなくても要注意ですが)にも十分ご注意ください。どうかみなさまにおかれましては、取引先選び・物件選びは自己責任という大前提のもと、利回りのみならず将来の収支をよくご検討の上、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断をされますようお願い申し上げます。
■■■■お知らせ(4)
第1回太陽光発電メンテナンス研究会(TMK01)は、結成記念集会として、2018年7月ごろに都内にて開催予定です。日時のご希望がありましたらお知らせください。
コメント
すばらしいです。おそらく日射条件の悪い時期や、モジュール離隔がとれない不利益な状況のほうがマキシマイザー(オプティマイザー)の効果が顕著になると思います。
私も両面+ソーラーエッジを検討してますが、電力認可を単相で負担金払い込み済なので、不用意に3相に変更は怖いので、じっと単相JET認証が降りるのを待っています。
両面モジュールもプラスアスファを含んでのパネル出力表示と、完全にプラスアルファの出力表示のモジュールがあるようですね。
コメントありがとうございます。
天候の安定しない時期や冬の差がどのくらい出るのか、当ブログ主も注視をしているところでありまして、来年の春先までウォッチを続けていきたいと思います。
いまは認定内容を変更するような届出・申請はどれだけ時間かかるかわからないので危なっかしくてなるべく避けたいところでありますね。さらに三相・単相間と電力会社も・・・なわけでありますね。
両面モジュールの容量は確かに両面分を見込んだと思われるような容量標記のパネルも確かにあるようです。後でがっかりしないように気をつけたいものであります。
私は、果樹園アルミシートが気になります。
ヤフオクで傷物、1.5m×30mを3本落札。
両面待ちではない、間チャン・辺チャン・シャボ・単騎 パネルです。
なので、ほぼ意味はないと思いながら、黒い防草シートよりは、いいことあるかもね、と落札しました。
只今、梅の季節ですので、梅の木の下に設置してます(^^) そのうち、パネルの下に持っていきます。
コメントありがとうございます。
特に、パネルの傾斜角が大きなときには、地面からの反射光も発電に寄与してくれるようでありまして、いろいろと試してみる価値はありそうでありますね。
パワコン1台分・2台分でも試してみて、比較の結果を教えてください。
さすがに、真南から8度と33度ズレの比較はズルイんではw
あと気象庁の近くの観測点の日照量や日照時間も出していただけると
面白いと思います。
コメントありがとうございます。
この時期だとそれほど大きな差はないので、ズルいことをしました。
ただ、1年分比較をしたいので、ズルいことはせずに、明日のブログ記事で日射量の数字を出してみました。