ゆっくり選んでみたい、太陽光発電設備向け格安SIM選び。(3)


ゆっくり選んでみたい、太陽光発電設備向け格安SIM選び。(1)ゆっくり選んでみたい、太陽光発電設備向け格安SIM選び。(2)の続きです。

この記事では、シェアが高い(1位から5位)と思われる格安SIMの事業者の、当記事をご覧いただいている方のニーズに合いそうな料金プランをまとめてみました。(5事業者・7プラン)

次回以降の記事で、これら以外の格安SIMの事業者の料金プランで検討できそうなものをまとめる予定です。

通信費の見直しにご活用いただけますと幸いです。

楽天モバイル (UN-LIMIT VI)
  • 1枚目のSIMで1GB/月までなら無料。以降、3GBまで、20GBまで、それ以上、の段階性の料金です。
  • 楽天回線エリアとパートナー回線エリア(auが提供していますが、au自体のエリアとは異なります)でいちおう利用可能。つながるかどうかは慎重に情報収集を。また、今はパートナー回線エリアでも、将来はパートナー回線エリアでなくなる時期が来ることを認識した上でご検討ください。
  • 同一契約内でのSIMの追加は可能。ただし、2枚目以降は「1GB/月まで無料」はありません(「3GB/月まで1,078円」が適用されます)。
  • 容量のシェア不可。
  • いわゆる「節約モード」(データ高速モードをOFF・1Mbps)はパートナー回線と海外での接続の場合のみ対象。切り替えはSIM単位で可・スマホアプリからも可。※楽天回線の接続中は、データ高速モードをOFFとしても、低速通信にならず、通信データ量は課金対象としてカウントされます。
  • 1枚のみ・1GB/月までならタダなので、使える場所があれば持っておいても悪くはないかもしれません。

IIJmio (ギガプラン データ 2ギガプラン)
  • 2GB/月まで748円。ほか、4GB、8GB、15GBのコースあり。
  • ドコモ回線。(音声・SMSはau回線も選択可)
  • 同一契約内でのSIMの追加は可能。2回線目以降も1回線目と同様にコースを選択して申し込み。
  • 容量のシェアは要事前登録で可能(最大10回線)。
  • いわゆる「節約モード」あり(300kbps)。切り替えはSIM単位で可・スマホアプリからも可。
  • 低速通信(300kbps)で3日間で366MBを超過すると制限モード(通称「お仕置きモード」)発動。
  • バースト転送機能あり。
  • 低速通信の速度は他の格安SIMで一般的な200kbpsよりは高速な300kbps。すでにIIJmioのギガプランをお使いで、なるべく契約をまとめたい方で、容量シェアでデータ容量を無駄なく活用できるなら検討できるかもしれません。

IIJmio (ファミリーシェアプラン)
  • 12GB/月まで2,816円。オプションにより増量も可。
  • ドコモ回線。(音声・SMSはau回線も選択可)
  • SIM 3枚まで月額料金は同額。10枚まで追加可(4枚目以降は追加SIM 1枚あたり440円/月)(データ容量は共有)。
  • いわゆる「節約モード」あり(200kbps)。切り替えはSIM単位で可・スマホアプリからも可。
  • 低速通信(200kbps)で3日間で366MBを超過すると制限モード(通称「お仕置きモード」)発動。
  • バースト転送機能あり。
  • SIMは合計10枚まで追加できるので、多数枚のSIMで契約をまとめたり、容量をシェアしたい方には検討できそうです。なお、「当プランは、2021年夏にて新規お申し込みを停止予定です。」とお知らせが出ています。
OCNモバイルONE (新コース データ通信専用SIMカード・3GB/月コース)
  • 3GB/月まで858円。ほか、6GB、10GB、20GB、30GBのコースあり。(音声対応SIMカードなら1GB/月まで770円コースも。)
  • ドコモ回線。
  • SIMの追加は可能。最大5枚。データ通信専用SIMの場合、追加SIM 1枚あたり440円/月(データ容量は共有)。
  • いわゆる「節約モード」あり(200kbps)。切り替えはSIM単位で可・スマホアプリからも可。低速通信(200kbps)は契約に含まれる高速通信のデータ容量の半分まで(3GB/月コースの場合、1.5GB/月まで)。それを超過すると制限モード(通称「お仕置きモード」)発動。
  • バースト転送機能あり。
  • 料金的には特筆すべきところはほとんどなく、低速通信にも上限があるため、あまりおすすめではありません。低速通信に上限のない、通称「旧コース」(「新コース以外」)のほうがよいと思います。


OCNモバイルONE (旧コース データ通信専用SIMカード・3GB/月コース)
  • 3GB/月まで1,210円。ほか、6GB、10GB、20GB、30GBのコースあり。
  • ドコモ回線。
  • SIMの追加は可能。最大5枚。データ通信専用SIMの場合、追加SIM 1枚あたり440円/月(データ容量は共有)。
  • いわゆる「節約モード」あり(200kbps)。切り替えはSIM単位で可・スマホアプリからも可。低速通信(200kbps)の上限や3日間の通信量制限なし。
  • バースト転送機能あり。
  • 料金的には特筆すべきところはありませんが、低速通信にも上限がないため、「低速通信でたくさん使いたい・他の格安SIMではお仕置きモードが発動される」方にはおすすめできます。
mineo (シングルタイプ(データ通信のみ))
  • 1GB/月まで880円。ほか、5GB、10GB、20GBのコースあり。
  • ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線のいずれかを選んで申し込み。
  • 同一契約内でのSIMの追加は可能。2回線目以降も1回線目と同様にコースを選択して申し込み。複数回線割引あり(2回線目以降の回線1回線あたり55円/月の割引)。
  • 容量のシェアは要事前登録で可能(翌月に繰り越したデータ容量を共有して優先して消化・最大10回線・同一契約内でなくとも可)。
  • いわゆる「節約モード」あり(200kbps)。切り替えはSIM単位で可・スマホアプリからも可。
  • バースト転送機能あり。
  • とにかくお安くという方には向かないですが、mineoのファンの方で、すでに契約をされていて容量のシェアなどを活用したい方なら検討できるかもしれません。
BIGLOBEモバイル (データSIM 3GBプラン)
  • 3GB/月まで990円。ほか、6GB、12GB、20GB、30GBのコースあり。
  • ドコモ回線。(音声・SMSはau回線も選択可)
  • SIMの追加は可能。最大5枚。データ通信専用SIMの場合、追加SIM 1枚あたり220円/月(データ容量は共有)。
  • いわゆる「節約モード」なし。
  • バースト転送機能なし。
  • 「節約モード」がないので、「データ容量を使い切ったら低速(または追加料金を払って容量を購入)」という運用しかできません。

1枚ずつ契約する手間は気にならないよという方は、次回の記事をお待ちいただきつつ、それまで以下のリンクアイコンをクリックでお役立ちな情報をお探しください。
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■ お知らせ(1)

業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。

■■ お知らせ(2)

物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。

■■■ お知らせ(3)

固定資産税のお支払いでポイントなどを貯めるお話ならnanacoとかファミペイの話を、イケイケな過積載に挑むなら方位角・傾斜角各種対応の過積載のいわゆる「ピークカット」率の参考資料(METPV-20データ利用)をどうぞであります。

■■■■ お知らせ(4)

次回のTMKオンライン(TMKオンライン10)は6月下旬開催予定です。オンラインではないほうのTMK (太陽光発電メンテナンス研究会)の次回開催は新コロの状況次第ですが、2021年9月以降開催になりそうです。


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