こういうタイトルにするとアクセス数が増えるので、こういうタイトルにしてみました。こんにちわ!「太陽光発電所 ほしい」初心者ですっ!(2)の続きであります。
お手軽に発電所を持てる方法としては有名ないわゆる「分譲」。大昔は「2,000万円とか2,200万円・11~13%」みたいな感じでしたか。パネル容量が55kWとか60kWだったりしました。懐かしい。36円とかの時代でありますね。もう7年前とか8年前とかであります。成人年齢が18歳ならハーフ成人式は9歳でありまして、それが目前であります。
パネルとか施工のコストが下がってもいわゆる過積載で、やっぱり「2,000万円とか2,200万円・10~12%」みたいなのが、32円とか29円とか27円とか24円の時代でしょうか。パネルの容量が80kWとか。某L社さんが72kWとかの過積載キットを出したときには「大丈夫なのかこれは」「パワコンが壊れるのでは」なんて話が出たのは懐かしいです。パワコンメーカーさんがよいと行ってくれている範囲でどんどん行こうぜ、大丈夫、大丈夫、というのが当ブログ主の考えでありました。
お上の文書にも「いわゆる過積載」「過積載自体は禁止していない」「過積載には利点もある」などと賑やかになってきたのがダブル過積載時代、21円や18円な頃でありますが「2,000万円とか2,200万円・10%~11%」でした。何を勘違いしたのか、「パネル60kW・パワコン29.7kW」みたいな構成もお見かけしました。いや、なんで、パワコン40kWとかにしないの? 猫も杓子もパワコン代ケチりたい分譲ヤーさんも過積載率200%なんですか、いわゆるピークカットよりもパワコンの代金のほうが小さくありませんか、と。「表だけじゃ足りないなら裏でも発電すればいいじゃない、防草シートに農業用の反射シートを使えばいいじゃない」と、両面受光パネル×白い防草シートが盛り上がり始めたのもこの頃ではないでしょうか。
そして昨今は、「相変わらず2,000万円とか2,200万円で8.5%とか9%とか」。110kWとかも普通にあったりですが、発電量シミュレーションのごまかしもますます荒っぽくなっているのも見受けられます。いわゆるピークカット無視の上に、両面パネルだから発電量3割アップとか、このレベルになると怪しさプンプンで三菱東京UFJ銀行(当時)の貴様メール並の怪しさです。2%くらいの金利で借り入れをして、しっかり維持管理して、払うものを払うと、「発電事業者の20年分の手残り」が、「土地を仕入れてコロコロしてえいっと載っける人の利益」と同じレベルになっているんじゃないのかという感じでもありまして、コツコツ働くことの価値ってなんだろうと考えさせられることもあります。
こうやって振り返ってみると、わざわざ書くまでもないことではあるのですが、分譲ヤーさんも発電事業者もそう簡単には大きな利益はとれないようになってきているわけであります。これ自体は再エネの主力電源化の点ではよい方向性ではあります。しかしながら、利幅が小さいという点ではインチキ発電量シミュレーションに騙されてしまったり、お上による後出し的な負担増とか、源泉徴収的な強制積立(金利手数料無料!)みたいなものとか、あとは天候とかいろいろによるリスクに対する耐性もどんどん小さくなってしまっているわけでありまして、発電事業者もこういったリスクに対して強靭に、一定の安定性を持っておかないといけないなと思うわけであります。
「おいしい物件はみんながほしい」「売る側としては高く、文句を言わない人・面倒なことを言わない、金払いのいい人に売りたい」「変な親切心で安く売り出してしまったらあっという間に食いつかされてしまって、親切心って何?」は自然の摂理でありまして、当ブログ主のような流し素麺末端どエンドが上流で情報をいただけるようになるにはいろいろと大変であります。ちゅらい。
要するに収益性をしっかり見極めて、ご都合のいいインチキシミュレーションは鵜呑みにせず、事業投資にはリスクはつきものなので余裕をもってやりましょうという当たり前のことなのでありますが。
■ お知らせ(1)
業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。
■■ お知らせ(2)
物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。
■■■ お知らせ(3)
固定資産税のお支払いでポイントなどを貯めるお話ならnanacoとかファミペイの話を、イケイケな過積載に挑むなら方位角・傾斜角各種対応の過積載のいわゆる「ピークカット」率の参考資料(METPV-20データ利用)をどうぞであります。
■■■■ お知らせ(4)
オンラインでないほうのTMK (太陽光発電メンテナンス研究会)、水面下で再開を検討中であります。例の会場もなくなってしまったので、会場探しからであります。
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