毎年恒例、あけおめことよろです。当ブログ主は物件情報の流れの中の「流しそうめん」の最下流付近にいますので、今年も流れてくる情報に安易に食いつくことなく、落ち着いて行動をしたいと思います。消極的ですがこれが最下流の矜恃みたいなものであります。
以前と比べると太陽光発電事業は全体の利幅が相当に小さくなっているわけですが、昨今さらにその状況は進行しているところです。円安だとかいろいろなコストの上昇は、調達価格等を算定する委員会では算定のベースにはあまり気にしないらしく、お上の既定路線をもっともらしく算定するということがお仕事のような気もしないでもないので、その流れには逆らっても無駄というものであります。
そんな少ない利幅から、いろいろとゴニョゴニョする人たちとか、えいっと丸なんとかする人たちとかが自分たちの利益を確保して、その残ったおこぼれを最下流のどエンドユーザーが食いついたり、あるいは利幅はともかく減価償却をとりあえずとりたいとか、カーボンニュートラルとかSDGsで~みたいな系で太陽光がとにかくほしいという方面とか、あとは、えいっといろいろな方々が奪い合っている感がする今日このごろですので、やはり、最下流としてはむやみに近づくと火傷の原因になりかねません。
ところで、矜恃? 矜持? ということでググってきました。
「矜持」の意味と「矜恃」との比較、類義語や英語表現について
https://docoic.com/46790
この2つは同じ意味をあらわす言葉ではありません。
「矜持」は先ほども説明したとおり自分の能力に誇りを持ちつつも、自身を抑制するという意味ですが、「矜恃」は誇りを持ち、それを頼りにして堂々と振舞うというようなニュアンスを持つ言葉です。これは「恃」という漢字が「力にして頼りとする」という意味を持っていることに由来します。
ええ、流しそうめんの最下流ではありますので、買いたい病を抑制という気持ちももちろんあるのですが、それはそれで思うところは秘めつつ、堂々とやっていきたいと思います。何をなのかはよくわかりませんが(えっ)、いろいろと煽ったりなんてことはせずに、地味に。
キャッシュをしっかり貯めておけば、チャンスには「えいっと全力で」なんてこともできるわけで、みなさまにおかれましても「煽られて買う」ではなく「ここぞというときに備える」で、今年はいかがでしょうかと思うわけです。そんな間に発電事業で貯まった小金が、ソーラーシェアリング方面で活用できるような流れができればええなあとは思います。太陽光は大規模な開発が難しくなってきているわけで、「屋根とか遊休地をお持ちの企業の自家消費」と、「農業を真面目に取り組まれている方の収益向上のためのソーラーシェアリング」がますます重要になってくると思うわけではありますが、当ブログ主の力では影から応援くらいしかできなさそうです。とほほう。
そういえば昨年の最初には何を書いたかなと振り返ってみるとこの記事でした。
野良ソーラー、低圧FIT復活、それはないと思いますが、このままでもどうにもならんわけで。(2)
http://www.rokutech.jp/blog/2022/01/02/nora_fit_2022_2/
風力とか地熱とかのことを書いていました。当ブログ主的にはどんな再生可能エネルギーでも「旧一電(旧一般電気事業者)と仲良くね!」でありまして、電気を買ってもらえるのも、インフラを守ってもらえるのも、そしてこれからの電力システムを変えていく力をお持ちなのも旧一電のみなさまなわけであります。発電事業に取り組まれるみなさまや、電気を買って、インフラを守ってくれるみなさまを流しそうめんの最下流から今年も応援したいと思います。
そういえば資産運用EXPOなる展示会が近くあるようでありますね。過去開催分に行かれた方の感想などを公開されている方も多数いらっしゃるようなので、行く理由、行かない理由、参考にされるとよいと思います。(意味深)
■ お知らせ(1)
業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。
■■ お知らせ(2)
物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。
■■■ お知らせ(3)
固定資産税のお支払いでポイントなどを貯めるお話ならnanacoとかファミペイの話を、イケイケな過積載に挑むなら方位角・傾斜角各種対応の過積載のいわゆる「ピークカット」率の参考資料(METPV-20データ利用)をどうぞであります。
■■■■ お知らせ(4)
オンラインでないほうのTMK (太陽光発電メンテナンス研究会)、水面下で再開を検討中でありましたが、例の会場もなくなってしまったり、また例の疫病が再流行していたりで、昨年は開催なしでした。今年はどうなるのでありましょうか。不要だとは思いませんが、不急ではあるわけで、実に悩ましいところです。
コメント