ソーラエッジでリパワリング、おいくら万円?(1)の続きの記事であります。
リパワリングで売上が増えることも大事でありますが、パワコンが新しくなって固定価格買取期間中くらいは交換の心配をしなくてよくなるとか、パネル2枚単位(オプティマイザー1個単位)の発電量監視ができるようになるとか、そのあたりをどう評価されるかで、高い・安いの感想は人それぞれでありますから当ブログ主は押し付けをするのは好きではありません。というか、押し付けられてムカついたことがありますので、もうあっち行って、です。
お値段はこのくらいですよー、あとは自己責任で、であります。
さて、今回は、当ブログ主がいつもいろいろとお世話になりっぱなしの株式会社RE-INNOVATIONS様から、以下のケース(前の記事に記載のもの)でのお見積りをいただきました。
- パネルは320W/枚。
- 架台は、パネル4段15列。これが5組。
- なので、パネルの合計枚数は60枚×5組で300枚、合計96kW。
- 既存パワコンは三相9.9kWパワコン5台、集電盤のそばに並んで設置。
- ストリング構成は、12直列5並列(架台1組分)がパワコン1台分、これが5組。
- インターネット接続は必要なルーターなど環境は準備済み、有線LANのケーブルを挿せばネットにつながる状態。
いただいたお見積りは、パワコン3台(17.5kWを調整して使用)、オプティマイザー150個、パワコンとかオプティマイザーの取り付けとか結線とか設定とか、コミコミでなんと覚えやすい300万円+消費税とかほどでありました。ストリングの組み換え作業の多さとか、追加で必要になるケーブルの数量とか長さが、お値段には影響するようであります。
さて、この金額を何と比較するのかで判断はいろいろと変わってきます。
- 発電量がどのくらい増えるのかとの比較
- 今から普通の三相パワコンを5台調達して、取り替えて・・・のコストとの比較
- 既存のパワコンがこわれてから、急いで調達して取り替えて&売電機会の損失分との比較
- つか、機会損失だけなら保険で対応という方法もあるよね
最初からソーラーエッジにしておいてよかったと思いつつ、全体から見ると大きな影響はないとはいえオプティマイザーがぽろぽろ壊れるのはなんとかしてくださいようであります。(この記事は提灯記事ではないことをさりげなくアピール)
人それぞれのご判断のために、この記事がほんの少しでもお役に立てれば、光栄であります。
■ お知らせ(1)
業者さん(メーカーさん・施工業者さん・販売業者さんなど)の信用状態に関するご相談はいただきましても回答することはできません。「民間企業の寿命は案外短い」「この業界はいわゆる太陽光バブルで新参者がたくさんいてそういう業界」ということを念頭において、ご自身のご判断で取引業者さんをご選定ください。
■■ お知らせ(2)
物件の検討にあたっては業者さんの「俺様シミュレーション」による利回りではなく、ご自身の十分な理解の上、将来の収支や採用される機器の信頼性などもよくご検討の上で、価格の適正さをご自身の責任において見極めてご判断ください。
■■■ お知らせ(3)
例の会こと、TMK(太陽光発電メンテナンス研究会)。第14回目となるTMK14は2023年5月31日(水曜日)開催です。今度は何の話題で盛り上がるかはわかりませんが、話題にしたいものをお持ち込みになればそれが話題になります。
コメント
発電所1年分の売り上げですか・・・。
単相電灯なら、約200万・・・。
三相はやめておけばよかったです・・・。
コメントありがとうございます。
三相で消費電力極小と、単相で定額電灯契約の比較だと、三相のほうが・・・なわけでしたが、昨今の情勢だと、コスパ優先だと某中華メーカーの単相パワコン一択みたいな感じになりつつありますね。
当ブログ主は新規案件には縁がないので、指もくわえずに遠くから市場動向を見ているだけでありますが。
しかしまあ、撤退、あとは知らん。保証切れてから壊れたらあとはタダのゴミ、みたいなパワコンメーカーさんの姿勢もなんかなーと思いました。