50kW(未満)太陽光発電・分譲物件編(2016/09/18更新)

Q 分譲物件っておいしいの?

A おいしいかどうかは人それぞれです。「土地探しの手間が省ける」「調達・施工業者を探す手間も省ける」といったメリットはあります。ただし、当然ですが、自分で全てするケースや、土地は探してきて施工のみを業者さんにお願いするケースと比較すると割高なことが一般的です。また、売主業者や調達・施工業者が信頼できるのかといった判断も当然必要です。また、完成済み・連系済み物件でない限りは、連系までに時間を要することもありますのでご注意ください。

Q 分譲物件ってどのくらい割高?

A これもそれぞれです。「DIYキットを購入して自分でした場合」「調達・施工業者に施工までおまかせした場合」とご自身で比較をしてみるとよいでしょう。その際には、「太陽電池モジュール(パネル)80kW程度、パワコン49.5kW程度のシステム、フェンス込み、防草シート別、遠隔監視システム別で比較すると」といったように、比較対象のケースと容量を揃えることが重要です。当ブログ主としては、分譲物件にはこりごりですので、みなさまには慎重に検討されることをおすすめしています。

Q 管理をおまかせすれば安全・確実な不労所得ですか?

A そんなに甘い話はありません。管理会社が20年の間にぶっとぶ可能性も少なくないでしょう。ぶっとんだ場合には自分でなんとかしなければなりません。人・業者に頼む、保険をかけるなどいろいろと方策はありますが、それでもさまざまなリスクは残ります。だいたいこの業界で20年もつ会社なんて本当に(以下略)。

Q 粗悪物件の見分け方は?

A ある程度慣れた人に匂いをクンクンと嗅いでもらうことは少しは有効です(非科学的)。いろいろと厳しい法的規制のある宅地建物等の取引ですらいろいろとえげつないアレなのですから、そういう規制の枠外の分譲型太陽光でアレなわけがありません。不動産・土木・電気(一般的事項と太陽光の両方)のエキスパート、いわば「一人スーパーゼネコン」ならきっといい物件ができそうですが、なかなかそのようなものはありません。分業といえば聞こえはいいですが、あとは、いろいろとあるわけで、そのへんの仕切りを、責任をもってやっているか(後で問題が見つかったときに責任の押し付け合いとか逃げられたりしないか)ということは結構重要な問題であったりします。で、結局、信用できるのかって話ですが、こればっかりは何ともいえませんし、まして20年先のことはなおさらです。で、結局のところ、住宅・不動産ですら粗悪物件・業者の完璧な見分けは難しい訳で、新しいこの分野で粗悪物件を完璧に見分けるのは簡単ではありません。

Q あの売主業者は大丈夫なのでしょうか?

A 明確な根拠なく「大丈夫じゃない」といえば営業妨害ですし、「大丈夫」といえば、弊社(当ブログ主)の責任問題になってしまいます。売買契約、賃貸契約、保守管理契約、どれをとっても、ほとんどの場合は民間企業や個人との間の契約です。現在は問題がなくても、20年後に民間企業や個人がどうなっているかはだれもわかりません。業者がぶっとんでも大損をこかないように様々なリスクを想定の上、慎重にご検討ください。なお、一般的な会社の寿命については「徹底検証、会社の寿命」( http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131105/255496/ )を一読しておくとよいかもしれません。この業界はアレな会社も多いですから、一般的な寿命よりもアレだと思っておいたほうがいいのではと思います。

Q アレとは何ですか?

A アレです。ご想像ください。

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